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■ ウトロ(フンベ)
78月1日 1年ぶりの知床釣行が8月に入ってしまうほどカラフトマスは釣れていない・・・しかし、遠い知床もキャンプを兼
ねればそれなりに目的意識も変わってくる。
だが、前日のdchiyanさんの電話では「一匹も釣れていないので期待しないで来てね!」・・・冷静に考えると、もう少し待
てば確実なのだが、待てないのが釣り師の性(さが)というもの・・・。 ![]()
誰もいない・・・・・。 魚の気配もないので河口に下りることもなく、キャンプ場へ直行しようと思っているところに、足寄の
佐父さんが現れたのでフンベの近況を聞いてから出発。
8月2日 未明の早朝、フンベ駐車場には数台の車しかなかった。
キッシーさんと河口で準備をしているところにdchiyanさんが現れ、1年ぶりの釣り談義を楽しむ。今年の新作仕掛けを
惜しげもなく見せてくれたり、ポイントなど色々な情報を聞かせて頂いているうちに明るくなってきた。
私とキッシーさんの場所はウキが流されてしまうので、なかなかポイントを押さえておけない・・・しかし、私のウキがすう
っと沈み込んだ!やったー!と大きく合わせたのだが手ごたえが違った・・・足元に20cmくらいのカジカが跳ねていた。
しばらくしてから私の隣のキッシーさんのすぐ横にいたdchiyanさんにヒット!あっという間に引きずり上げてオスを
Get!電光石火の早業だった。ほとんど同時にdchiyanさんのさらに二人隣の足寄の佐父さんもオスをGet!
しかし、私とキッシーさんには反応なし・・・。
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そしていくらも時間が経過していない数分後に、再びdchiyanさんは小ぶりのマスを手にしていた。4時半前だったと思う
が、この日は釣り人8人ほどでこれで終了と思われた。
朝一が終ってしまったのでdchiyanさんは早勲くに帰宅し、私達も帰り支度を始めた6時40分頃だったが、相変わらず粘
っていた佐父さんに再びヒット!佐父さんが指差す方向の海面がざわついているので慌ててルアーをセットしてキャスト したものの、時すでに遅し・・・・・。
午後からは温泉や体力の温存に時間を費やしたので釣り場へ行かなかったが、午後から出撃のレガオさんや佐父さ
んの話では魚はいなかったそうである。
8月3日 昨日の釣れたという情報に、20人弱だが釣り人は確実に増えていた。dchiyanさんも現れたが、混雑していた
私達の場所は諦めて別な河口に向かった。
昨日の釣れた場所に陣取った私達3人ではあったが、別な場所で釣っていたdchiyanさんがこの朝も浜一をとっている
姿が見えた。さすがポイントを知り尽くしている名人には驚かされる。
更に数時間後、dchiyanさんの近くでもう一本釣れた少し後だった。ウキルアーに変えたキッシーさんのウキがすぐ近く
まで来ていたときに「ウォッ!きた!」キッシーさんの声と同時にヒットしていた。そのまますぐに引きずり上げようとした のだが、小石が散らばる波打ち際でフックが外れてしまった。 ![]() ![]()
ロッドを投げ出して必死に足と手でマスを囲い込みながら逃亡を阻止するキッシーさんの姿に、私とレガオさんもその
下で第2の柵を作ってガードしたり、逃げ惑うマスを蹴ったり払ったりの努力の甲斐あって、無事にマスは砂だらけにな りながらも撲殺されていた。
しかしキッシーさんは顔には砂を浴び、遠くdchiyanさんたちにもこの姿を目撃されてしまっていたので、フンベの道化師
となっていたことは言うまでもない・・・しかし、私としては釣れないよりもピエロになっても釣り上げた方がいい!
兎に角・・「おめでとうキッシーさん」である。
その後、レガオさんの防水デジカメで水中写真を撮影してみたのだが、案外いける?写真が撮れたので次回は私の防
水携帯電話でも試してみたくなった。
■ ウトロ(フンベ)
8月12日 網走近郊の何処にもマスがいない状況に、僅かな可能性を求めキッシーさんとともに知床を目指す。
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結果から言えば全体50人ほどの全員がボウズで、網上げ後のこの時期としては最低の結果となった。ちなみに、オシ
ンコシン入りしていたチカさん率いるジュニアチーム・レガオさん・Kさんもボウズだったが、チーム内唯一鍋さんが一本 釣った。オシンコシンは全体の釣果が2本だから貴重な一本となった。 ![]() ![]()
私はこの時期の知床での釣行は初めてで、どんな風に釣場が混雑するのか興味があったのだが、あまりにも釣り場を
知らないのかマスの習性を考えていないのか、全くわからない行動に仰天した。
マスが入ってくる入口付近に立ちこんでいたり、その周囲にルアーを投げ込んだりしているのである。河口では真水に
刺さり込んでくるマスを散らすような、暗いうちからのキャスティングも目立っていた。
結局、この日は7時には諦めて車に戻った。
8月13日 未明から釣り場入りして夜明けを待つ。岩場なので横になることもできなかったが、この釣り場の前日の釣果
が知床一だと聞いていただけに、少しだけ期待していたのである。 ![]() ![]()
夜が明け始めたときの空の色は真っ赤で、しばらくの間ウキから目を離してしまうほど美しかったのだが、マスの気配
は全くない・・・。
しばらくしてから小爆釣モードに入っている場所があったのだが、私達の場所から離れていたために指を銜えて見てい
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