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■ 第四埠頭&帽子岩
9月2日 8月31日は雨だったので、網走に出かけていたウルシさん一家が幸運な釣りを楽しんできたという。
10時過ぎに着いてすぐにウルシ奥さんにアキアジが釣れ、その後はしばらく音沙汰なく経過したそうだが、15時過ぎに
はウルシJrに超銀ピカのメス・アキアジが釣れ、それからすぐにマス→アキアジ→マスと釣れて一家で5本の釣果はこ の時期としては大漁だったと電話で聞いた。
そんな話を聞いた私達の仲間が動かぬはずもなく、週末は賑やかな釣り場になりそうな気がしていた。
今度こそは釣れそうだと・・・思っていた割には遅い10時の出発となったのは、全く釣れる気がしないせいだった。
すでに現地入りしている師匠からのメールによると、高めだった波が釣りの続行が不可能となってしまうほどになった
ので第五埠頭に移動する、とのことでこの日の釣りは早くも完全に諦めムードとなってしまう。
閉鎖の予定で、月曜の朝まで開放しないらしい。
すでに釣り場はないと覚悟していたのだが意外にまだまだ場所は空いていて、すぐに師匠を発見。師匠より20mほど国
道よりの場所で始めることにした。
私が準備をしている間に周囲の様子を見ていた妻が、オイルフェンスの方でアキアジが一本釣れたと教えてくれて、さ
らに準備が整った頃には師匠の横で銀ピカのアキアジが釣れてしまったものだから俄然やる気モードのスイッチが入 り、全くやる気のなかった妻まで自分のロッドのセッティングを始めたほど・・。
すでに9月なのでアキアジタックルだけを用意していて、今シーズンから使用するニューロッドだった。ニューロッドの初
使用は帽子岩がよかったのだが、思い通りにはならないのが釣りの常である。
そこにキッシーさんが到着して一緒にキャスティングを始めたものの、そう簡単には釣れるはずもなく休み休みのダラ
ダラフィッシングをしていたところ、妻がキャスティング中「パン!」というライン切れ音とともにウキとルアーが前方十数 メートルに浮かんでいた。
セッパリ始めた62cmのオスだったが迷わずキープ。この後も厳しい状況は否めなかったので判断に誤りはないものと
確信していたことは言うまでもない。
で竿を振っていた。
戻った。
翌日の対策会議及び妻の初Get祝いと、翌日の全員の釣果祈願を兼ねて駐車場から一番近い居酒屋に4人で飲みに
行くことになった。
この時期すでに暖房が入っているのかと思ってしまうほど暖かい店内だが、案内された小上がりは窓が開いていて涼
しいくらい・・・。久しぶりに網走での飲み会はお腹が一杯になったところでお開きとなり、最後にコンビニで翌朝の食べ 物を購入してから車に戻った。
すぐ近くから聞こえてくる激しい波の音を聞きながら、何はともあれ我が家に一本、カラフトマスでも釣果があったことは
喜ばしい奇跡的なことだった。
9月3日 キッシーさんが教えてくれた天気予報によると、朝には収まっているだろうとのことなので安心してぐっすり眠
り、飲みすぎた割りにすっきりと目覚めることができた。はたしてどの程度うねりが収まっているのか?周囲では早くも
騒がしいほどに人の動きが聞こえてきていた。
しばらくすると師匠も到着して、人の少なさに驚きつつ私の隣に場所を確保した。
4時過ぎにはまだ車内にいた妻を起こして朝焼けを楽しんでいたが、すでにたくさんの人たちが待ちきれないのかキャ
スティングを始めていた。この時期、薄暗い時間帯には釣れているところを見たことがないので釣り場には下りず、もう 少しおしゃべりを楽しむことにする。
ようやく釣り場へ戻ってみると、意外に誰も釣れていないとのことで「やはり今日もダメか・・・・・」そんな想いが頭をよぎ
る・・・。
すぐには釣り場に下りずボーっとしていた4時43分だった・・・ふと見ると師匠のロッドが大きな孤を描いている。見たとこ
ろアキアジのようで、簡単に寄って来なかったので数枚の写真を撮っているうちに自分でタモ入れをして、メスサケを Get!さすが師匠、おそらくこの日の浜一だったであろう。
いつも必ず持参しているクーラーボックスにこの日の一本目が放りこまれ、その雰囲気からいったい今日は何本釣る
のだろうか?と思った・・・。 ![]() ![]()
師匠の初アキアジ 妻の初アキアジ
さあ!魚はいるぞと期待してキャスティングを始めたところ、4時49分にはすぐ横にいた妻にヒット!ショック!・・・昨日
に続いて今日も妻に釣りの神様は微笑んでしまったのである。2年前の8月にも同じようなことがあったなあと想い出し ながら、自分のリールを巻き取ってタモの準備を始めた。
アタリとともに向こうアワセでヒットしたというのも今回の妻は強運なのか、見えた魚体はやはりアキアジでさすがにマス
とは違う重量感たっぷりの引き味だったという。これも私がタモ入れをして無事ネットイン!
写真撮影だけをして、ろくに魚を見もせず私はすぐに釣り場に戻ったが、実はこの時このサケはオスだと決めつけてい
て、自宅に戻ってまな板にのせるまで気付かなかったのである。出刃を片手に見たところ明らかにメスの特徴がありあ りで、中をみると大粒の筋子が出てきたのであった。
靴底にライフジャケットとまでは言わないが、テトラポットは非常に滑りやすいので細心の注意が必要だ。
事実この日は、私達の右方向で1名テトラから落ちるのをキッシーさんが目撃していたので、二人で危ないよねーと話
していたが、更に左のすぐ近くで釣っていた人にヒットして、近くにいた仲間がタモ入れをして無事ネットに入ったもの の、安全な場所に持ち帰る際にテトラの上で足を滑らせてこけてしまい魚の入ったタモ網を落としてしまったという一部 始終を見ることになったのである。もちろんせっかく釣った魚は逃げてしまっていた。
やや遠投気味にキャストした7時05分だった。着水してすぐにアタリ・・・妻はその時私のウキを着水から見ていたそうで
ウキがピコピコ反応していたそうだが、私は着水した地点を見た後はウキは時々しか見ない(見えない)ので感覚だけ が頼りだ。
妻が見ていたピコピコというウキの動きは私の手にゴンゴンというアタリとして伝わっていて、すぐに大きなアタリとなり
アワセを入れる・・ヒットしたようでアキアジ独特のグングンという引きが長いロッドを伝わって感じられる。
遠くでヒットしただけあって長い時間楽しめたが、この時期の元気なオスのパワーにすっかり腕がだるくなるまで何度か
ドラグを鳴らされたところでようやく寄せることができ、妻の待つタモにネットインした。 ![]() ![]()
2本目は師匠と交換 私の初アキアジ
型の良いオスだったので、師匠の好意で朝一に釣ったメスと交換してくれるとのことで喜んで交換して頂くことになった。
結果的にはメスが2本となったが、この時は全くそのことに気付かずにいたのである。
この後はぱったりと周囲でも釣れなくなってしまったので、朝食を食べながらのおしゃべりを楽しみつつ時々キャストす
るといった、いつものダラダラフィッシングをしていたところ、何気なくキャストしていた妻に近場でヒット!
しかし、すぐにラインブレイク・・・・・少しの間はウキが浮かんでいるのが見えたが、ウキをつけたままの魚は沖の方へ泳
いで行ってしまった。
ここでようやくラインが古かったので劣化していることに気付き、古い部分を切ってセットし直すことにした。昨日切れた
ときの同じウキルアー仕掛けで、私達にしては高価なウキだっただけに残念な結果となった。
この時点で、仲間内4人で釣行して4人が同じく2ヒットするなどということは初めてだった。遅い早いの違いはあれど釣
りの神様はこの日だけは平等にチャンスを与えてくれたのかもしれないとキッシーさんに話したのだが、ヒットとバラシで は全く違うと否定されてしまった。 ![]() ![]()
2本目を使って記念撮影 じゃあ私もとキッシーさん
しかし、妻はその後再びライントラブルで、複雑にリールに巻きついたラインを直すには時間を要することになる。
私はといえば、ようやく釣れて安心したのか、再び体調が悪くなってしまったので車に戻り、気温も上昇していて汗もか
いたので着替えてから釣り場に戻った。
私がいない間に師匠は巨大なウグイを一本釣ったと聞いている間に、何と!師匠が強いアワセを入れた「ビュッ!」久
しぶりに来たかーと思ってみていると、何だか軽々と寄せていて銀色に光るマス・・・にしては小さな魚体が見えた。
40cmは軽く超えるウグイだった。この時残念ながらカメラを持っていなかったので撮影はできなかったが、師匠も苦笑
いをしていた。
その後は全体的にも全く釣れなくなってしまい、釣り人は次々と納竿していたものの日曜日ということもあって時々は釣
り人もやってきていたようだった。
帰る人の中にはウメちゃん親子やQちゃんなど地元常連の知り合いの姿もあり、今年もようやくアキアジの季節がやっ
てきたなあとしみじみ思う。
3日前に釣っていたので、余裕のウルシさんが現れたのは10時を過ぎた頃だった。
例年のこの時期であればもっと状態の良いアキアジの数釣りも期待できたのだが、今年はやはり遅れているのだろう
か・・・。事実、この後夕方に期待して粘っていた人たちは数本のマスが釣れただけで、一本のサケも釣れていなかった そうである。この朝マズメに釣れた数はおよそ40〜50本で、ほとんどがアキアジだった。
9月6日 この日は波が高く厳しい釣りとなったそうだが、魚の方も少なくて全体でも11時までで5本しか釣れていなかっ
たようである。しかし、何故かこの日ここにいた師匠は、さすがこのうちの一本を釣っていた。
第五埠頭ではほとんど釣果がないとのことで、予想通り今シーズン始めは厳しそうだ。確かに、網に入っている魚の数
を考えると、釣れなくても当たり前なのかもしれない・・・。
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