9月の釣り Vol.5



しかし、このチャンスを逃しては出遅れてしまうとキャスティング再開・・・7時30分過ぎに、またしても目の前すぐでアタリ
があった。今度こそはと合わせると・・・乗ったようでファイト開始!

    
           私の一本目                            私達の釣り場
近くでヒットしても沖へ向かって何度か走ってくれたので充分引き味を楽しめ、銀ピカオスがレガオさんのタモに入った。
釣れた余韻に浸っていると、7時47分にはエーさんにヒット!キムさんがタモ入れをしてネットインしたなあと見ていたと
ころ、レガオさんとアキヒロさんに何やら妙な動き・・・レガオさんがウキアジを釣ったようで、ラインを手繰ってファイとし
ていたのだ。

エーさんのファイト
手釣りでアキアジを釣ったのは初めてと言うレガオさんだが、この日もルアーの付いた仕掛けを何個かGetしていて、この二日間でアキアジ以上の価値ある道具を大漁していた。
なかなか面白い釣りを見せてもらったなあと私もキャストした第一投・・・半分ほどリーリングしたときにアタリ・・ヒット!7時59
分だった。昨日のアキアジよりは力のある引きを堪能して、まずまずの銀ピカオスがネットに入った。この魚は約束どおりミノルさんに差し上げたので、海を渡って名古屋行きとなっただろう。
8時06分みんなが騒いでいたので釣り場を見ると、アキヒロさんの奥様にヒットしていた。チカさんたちが昨日からキャ
スティングに始まり、合わせに至るまで丁寧に指導してきた苦労と彼女の釣りたい努力が実った。
しかも、魚は左横に疾走したので、妻と10mほど離れて釣りをしていたアキヒロさんの方に走ったのである。そして作り話のようだが、見事に妻の魚を夫がタモ入れして初Get!
これで参加者全員がアキアジを釣って一安心!
この日誌に紹介しているのは記憶とデジカメデータの範囲なので、すべてではなく書き落とし

おめでとうクミコさん

クミコさんのファイト
ている部分も多いことを書き添えておく。
さて、まだまだ続くフィーバーだが、次は妻だった。
8時17分、すぐに妻が「黒い!」と叫んでいたが、さほど抵抗することなく私が構えていたネットに入った。さすがにこの
腹まで黒いアキアジは、ミノルさんに差し上げるにはブナすぎるなあと思いリリース。

ミノルさんのファイト
入口に近い釣り場も朝方は波が高かったが、少し収まってきていたので釣り人の姿も見え始めていた。
帽子岩の近くにはクルーザーの釣船が現れて、長い時間釣りをしていたようだったが、実際この麓だけは朝から釣れていた。
8時48分、再び妻にヒット!さほどの銀ピカではないがメスだったので、ミノルさんのスカリにネットイン。
この頃、意外な人が釣り場に現れた・・・レガオママである。釣り場で会うのは初めてで、おにぎりとコーヒーの差し入れをしてくれて、美味しいコーヒーをご馳走になった。
9時15分にはエーさんかキムさんが釣り上げていて、デジカメの写真からは誰が釣ったのかは定かではない。10分も経たない内にミノルさんにヒット!
これはエーさんがタモ入れをしてGet!

チカJrのファイト

ウキアジGet!
そして9時38分だった。誰かが近くを泳ぐウキアジを発見・・・そんなときに頑張っていたチカJrがそのウキ

ウルシさんのファイト
アジをヒットさせ、外れることもなく無事ウキアジGet!
10時11分、再びミノルさんにヒット!キムさんがタモ入れをしてGet!した頃、妻はすでに昼寝をしていたので納竿の時間が迫っていることを感じていた私
だった。
第五埠頭で釣っていたと言うヒデボさんが現れてお話を聞くと、24日の夕方に第四埠頭が閉鎖になってしまったらしく第
五埠頭は大変な混雑で、それでも釣果は良かったそうである。
10時15分、チカさんがアワセを入れたところ、痛恨のアワセ切れ・・・そこに現れたのはウキアジ釣り名人のウルシさん
で、一発でヒット!見事アキアジとチカさんの仕掛けを回収したが、そのアキアジは誰のものになったか私は知らない。

   
         帽子岩麓から見た釣り場                       ミノルさんラストファイト
ウルシ奥さんとウルシJrも現れてすぐにアキアジを釣り上げていて、どういうわけか私達の場所に魚が集中している不
思議な日だった。すでに30本以上釣り上げていたので、周囲から見れば妙な団体に見えたかもしれない。
10時52分、ミノルさんにヒット!ビデオカメラはミノルさんが主に撮影していたが、本人が釣っているときはアキヒロさん
やチカさんなど周囲の人が撮影していて、この時はレガオさんが撮影していた。
11時には納竿すると妻に話していたので時間がなかったのだが、妻が寝ているのをいいことにもう少しもう少しだけとキャスティングを続けていたが、メインのエサがなくなっていたので最後の一切を付けてキャストした11時18分だった。最後のリーリングは目の前まで諦めずにと思いながら、あと5メートル・・あと4メートル・・・食った!合わせる・・乗った!最後のエサにヒットしたのはもう一本釣りたいという執念だったかもしれず、タモに入ったアキアジを持ってテトラを上っていると、誰かがビデオカメラが回っていることを教えてくれたので、ミノルさんに向かって高々と両

私のこの日最後の一本
手を上げてその喜びをアピールした。まずまずの銀ピカオスだったので、処理をしてからミノルさんんに手渡してそのま
ま納竿とした。この日の私のバイトは目の前ばかりで、海水が濁っていたために警戒することなくアキアジが近くを泳い
でいたのだろう。
魚のアタリもほとんどなくなっていたのでレガオさんやチカさんたちも片付けを始めて、私達は先にその場を後にした。
11本中6本もキープしてしまったが、結局1本も自宅用には残らなかった。
帰り道の卯原内付近のサンゴ草は、先週のサンゴ草祭りよりも紅く色付いていて、今週が一番の見頃だった。


   ■ 釣れない帽子岩

9月29日 この日朝から網走入りしていた人からの情報では、第四埠頭が開放中だったがさほど釣れておらずサケとマ
スが一本ずつ釣れただけで、帽子岩はというとこの高波の中でもやっている人がいるとすればただの命知らず・・・。
それでも漁船は網起こしに出漁したというから、翌朝の回復を期待していつも通りに出発した。
現地で先に釣り場の様子を見に行っているイノケンさんに電話で聞いたところ、私達が好きな釣り場は波はないし翌朝にはほとんどの場所で波は収まるだろうと判断。
第四埠頭が開放されている影響なのか、駐車場はまだ空きがあるほどだった。
2週間ぶりにイノケンさんとお酒を飲みながら釣りのお話などをして、23時過ぎには寝ることにした。

釣り場へ続く砂利道


9月30日 目覚しの30分前に目が覚めてしまったので、そのまま起きることにする。砂浜を見ると波も随分と収まってい
たので一安心し、目覚しの鳴る時間にはイノケンさんの車に向かったが、彼はすでに準備中だった。
釣り場には自転車の私が先に着いて、ほんの数分でイノケンさん到着!・・・走って来たのかと思うほど早かったので驚
いた。準備を済ませてから明るくなるまではすいぶんと時間があったので、二人で横になって星空を眺めながらワクワ
クする夜明けを待つ間に師匠にメール・・「ベタ凪です」と打ったのが4時20分だったが、すでに起きていたという師匠か
ら返信があり「午前中には行きます」・・・・・うーんさすがだ!
私達の隣には何と!パイロンで場所をとっている人もいて、網走○△鰍ニ書かれていたことから地元の人だとわかった
が、これにはいささか驚かされた。
4時40分頃から知床方面にいつもの朝焼けがきれいに見え始め、いつもよりは少ない釣り人たちがキャスティングを始める。
5時前にはイノケンさんがテトラに乗ったので、私と妻もゆっくりと釣り場に向かったが、まだ誰も釣れてはいない・・・。
目の前10mほどには背びれを出して真っ黒い
アキアジが挑発するように泳いでいたが、無視してキャスティングを続ける。
この日もカーブ付近と帽子岩の麓で数本が釣れただけだったが、5時28分にはイノケンさんにヒット!さっそく私はデジ
カメを取り出して激写!と思う間もなくバレた・・・ナイロンからPEラインに変えてアワセにも自信を持っていたそうだが、
食いが浅かったのだろう残念だった。
エサ取りのウグイが多い中でもイノケンさんは2度もアキアジのアタリがあって合わせたのだがフッキングには至らず、
妻も一度だけアワセを入れたが乗らなかった。しかし、私には一度もアキアジの反応はなかったので、今日はダメかな
と半分諦めてしまっていた。
市内から6時を知らせる鐘の音が「ゴーン!」と聞こえてくるほど静かな海で、川も海もアキアジの跳ねはほとんどない。漁師の網に入る魚の数も半分に落ちているから、今が前期群との境目かもしれなかった。
6時半の時点で全体7本位しか釣れていなかったので、根性なしの私は一旦車に戻ることに・・・最近よく使う自分のツキを変える戦法だが、あまりにも釣れなさそうだったので帰らざるを得なかったのである。
しばらくしてから釣り場に戻ってみると、何と!イノケンさんが一本釣ったと言う・・・しかし、全体に釣れ始めたわけではなかったので期待するに程遠いもので、次第に帰る人が多くなってきていた。
暖かい朝食を必要とするほど寒くはなく、むしろ防寒着では暑いくらいの秋晴れだったが、南西の風が吹きはじめると
海面は少しだけさざ波が立ち始めていた。
ふと通路を見ると、先日の「にっぽん釣りの旅」に出演していた、釣り歴50年という宇宙船艦ヤマトの主題歌を唄ってい
る佐々木功さんが、どこかで見たような黒いジャンパーにチェックのズボンという出で立ちでふらりと現れた。
一人なので収録ではないなあと話しかけようとしたところ・・・なんと!それはキムさん(似てる?)だった・・・。
少し話した後、自分の釣り場を探して奥の方へ歩き去ったが、すぐにまた入口方向に歩いて行ったなあと思っているう
ちに、気がつくとその姿は消えていた。不思議な人だ・・・・・。

ヨットと二つ岩
11時にはようやく師匠と松さんがやってきて、この頃には全体でもキャスティングを続けている人は20人ほどしかいなかった。釣り場には50人ほど残っていたものの、誰かが釣れることを待っている状態だったのである。
師匠は前日の第四埠頭で午後から3本釣っていたので余裕の表情で、Newロッドの魂入れも済んでいた。しかも、リールも新しくなっていて、今までの師匠のイメージが刷新されていたから驚きは2倍だった。
さらに驚きは待っていた・・・師匠は第一投目でアタリ・・・アワセを入れたものの、残念ながらすっぽ抜けでヒットせず。
 すぐに周囲ではキャスティングを始めるも誰もヒットせず、再びダラダラフィッシングとなる。
釣れなくても一日のんびりと過ごすことができればよいと思いながらも、せめて一本・・いや、アタリだけでも味わいたい
と思っていた。
午後からは妻は車に戻ってしまうし、イノケンさんは昼寝をしてしまう中、午前中ほどひどくはないにしても濁った海水に
は有効なルアーに交換してキャスティングをしていたところ、13時10分過ぎだった。
半分ほどリーリングをしたところでウグイのアタリ・・・またか?そう思いながらも我慢していたところ、ウグイがいなくなっ
てアキアジのアタリに変わった・・・ヒット!オスだろう、重いがブナだ・・・タモ入れが大好きと言うイノケンさんがいつの間
に起きたのだろう、すぐに駆けつけてくれてテトラポットの散在する場所に寄せた魚をネットに入れようとするが、二度ほ
ど飛び出してから無事Get!
      
          シーズン最後の大物?                       釣り場入口付近
元気なアキアジは79cm・4.6kgのこの時期にしては良い型だったし、知り合いに頼まれてもいたので今シーズン初のブナ
キープとなる。妻にやっと釣れたと連絡をするも、私ではなくイノケンさんが釣ったと勘違いをしていたらしく15時過ぎに
来るとのこと・・。
夕方までは時間もあったし、この一本でやる気も出てきたところだったが、お腹の調子が優れず駐車場に戻ることにな
ってしまう・・・。釣り場に戻って聞いてみたが依然釣れていないらしく、1時間に一本釣れていない状態だった。
地元の人に聞いた話では、昨夜21時に埠頭に行ってみたところが第四埠頭はおろか第五埠頭まで一杯になっていて、
釣りのできる場所は全くなかったそうだが、第四埠頭も日曜の朝には閉鎖されるとのことで、再び帽子岩は混雑するこ
とが予想された。

    
               師匠と松さん                            ミニアキアジ
こんな時でも、やっぱり師匠は見せ場を自分でつくってしまうからさすがだ。14時50分には師匠にヒット!しかも銀ピカ
で、難なく松さんが構えていたタモにネットイン。きれいなメスだった。
15時近くなると夕マズメを狙った釣り人たちが次々にやってきて、ようやく帽子岩らしいアキアジ釣りの雰囲気が整って
きた。
15時を過ぎた頃、目の前すぐでアタリ・・ヒット!しかし軽い・・・それでも元気な銀ピカで、見えた魚体はマスかと思ってし
まうほど小さかった。これは一発でイノケンさんがタモ入れしてくれてネットに入った。
きれいなメスサケだったが、大きさを測ってみると58cmという10月中旬によく釣れる後期群のミニアキアジだったので、
この日は一日にして前期群の大きさと後期群の小さなアキアジを釣ってしまったのである。
その後妻も帰ってきて、期待していた夕マズメではあったのだがウグイ以外のアタリは全くないままに夕暮れを迎え、全体的にもほとんど釣れずそのまま納竿となった。
この日の帽子岩は朝から夕方までで僅か20本程度しか釣れておらず、そんな中での2本は幸運だった。9月は初めから終りまで、毎回幸運続きだった気が
する。
帰りは久しぶりに常呂レストハウスに寄り夕食を食べてから走ったので、帰宅は21時過ぎになってしまった。

10月の釣り Vol.1 へ 


戻る
戻る