10月の釣り



   ■ 網走港

10月7日 1日は11時までで25本、2日は7時までだが6本、4日は一日で20本という情報の他に結構釣れていたと二つ
の話を聞く、5日は再び釣れなくて7時までで全体7本だったが第四埠頭は釣れていたらしく、帽子岩を諦めた知り合い
が午後から2本釣ったと聞いていたので埠頭を選んだ。
今回は師匠に確保していただいた第四埠頭での釣りだが、天候の急変も覚悟して午前中には納竿せざるを得ないだ
ろうと予想していたのである。
5時過ぎになっても暗くて釣りはできないが、釣り人はすでにびっしりと隙間なく埠頭を埋め尽くしている。波も風もない
嵐の前の静けさとはよく言ったもので、厚い雲が夜明けを遅らせていた。
明るくなってからはポツポツと釣れ始め、妻にもアタリがあり大きくウキが沈んだところでアワセを入れる・・・しかし乗ら
ない。師匠と私はアタリもなく、ウグイが時々悪戯をするだけ・・・。
時々、大きなアキアジのオスの死骸が流れてきては私達の前を漂っていたので釣れそうな気がせず、それでも頻繁に
目の前近くを泳ぐアキアジの群れが確認できた。
だが、8時半には降り始めた雨が真正面からの強風とともに吹きつけるので、もはやここまでと撤収を決めた。周囲で
も完全に諦めて帰り支度を始める人たちが多く、私達は師匠と一緒に埠頭を離れた。
お昼になって第四埠頭を見に行くと、人気ポイントにはキャスティングはしていないが全く期待できないはずの天候の回
復を待っている人も居て、数十台の車が停まっていた。
風の影響の少ない第五埠頭で昼食を食べていると、2本ほど釣れたのを確認してしまったのでロッドを出してみた。
私が車内で一服していたときに妻のロッドが曲がっていたので、すぐにタモを持って駆けつけたのだが・・・バラシた後だ
った。結局、この日は第四埠頭で流れてきたウキルアーのセットを1個Getしただけで終了となった。
風が更に強くなってきたので撤収し網走を出発、走行中も時々風の強さを感じるほどの暴風雨なので、回復は3連休
には無理、雨は上がるが風が残るとのことを天気予報を聞いて知った。





   ■ 帽子岩

10月13日 台風以上の猛威で大きな爪跡を残した低気圧が去り、週初めは釣りなどできる状態ではなかったようだ。
サケの定置網の被害は甚大で、網走の丘網が常呂まで流されていたというから自然の力は恐ろしい・・・。
埠頭は濁りもとれて釣果も上がってきているようだが、帽子岩はまだ濁っているとの話を聞いた。しかし、私達は帽子
岩での釣りが大好きなので多少濁っていても構わない・・・釣りができればそれで満足なのだと思っていたところ、木曜
日あたりから釣れ始めていると連絡があった。
峠はアイスバーンになっているところもあるほど寒くなってきていたが、高規格道路は大丈夫だろうといつも通りに出
発。
高規格道路の温度表示にマイナス2℃・・・念のため車の温度表示を見るがやっぱり氷点下だった。幸いアイスバーン
にはなっていなかったが充分注意して速度も控えめに・・・。丸瀬布に入ると路面も乾いていて空には星も見えてきた。
その後は快調に走って21時半にはレガオさんとキッシーさんの待つ帽子岩駐車場に着いた。
この夜、9月3日以来一度も釣行していなかったキッシーさんがアキアジ釣りに参戦すべく来ていたが、こんなに長い期
間釣りを我慢していた心労は想像を絶するので、彼の慰安を兼ねての飲み会となる。
24時前にはレガオさんに飲み過ぎ注意報が発令され、各自車に戻ることになった。


10月14日 寝付かれず睡眠は充分ではなかったが、寝起きはいつもどおりスッキリ。キッシーさんとともにレガオさんの
車を覗いてみると・・・やはり寝ていた・・ので先に釣り場へ向かうことにする。
暗闇の中をライトの灯りだけで進んでいるうちに大きな穴に前輪を突っ込み、危うく転倒しそうになったが何とかこらえることができた。しかし、想像以上に波の被害が大きくて、道は表面の土が削りとられて岩場となっていたので自転車を下りて歩くことにする。
所々自転車に乗ることはできたが、釣り場の始まる場所までは道なき道のような危険な道路になっていたのである。通路には、いつ釣ったのかはわからないが一本のアキアジが置かれていた・・・深夜に釣りをしていたのだろうか?
釣り場に着いて準備をしていたところにレガオさんも到着したが、あの悪路で転倒してしまい膝を痛めたそうである。

レガオさん撮影
仕掛けを準備していたレガオさんがロッドの先端が折れていることに気付いた・・・・・転倒したときに折れてしまったと思
われ、竿先15cm程度だったのでそのまま使用することになる。
ルミコなどを点けて釣りをしている人は多かったが釣れている様子もなく、そのうち師匠も到着してしばらくの間はおしゃ
べりをして明るくなるのを待っていたが、5時を過ぎてもさほど明るくならず、知床方面の山際がオレンジ色に染まり始
めている程度だった。

レガオさんタモ入れ中
私達から左3人目に見たことのある後姿があったので声をかけてみるとやはりイノケンさんだったが、すでに釣りに集中していてやる気が後姿からも伺い知ることができた。
妻も到着して、ようやくポツポツと魚が釣れ始めたので私達も釣り場に降り立った。
波はなかったが風が冷たくて手袋なしでは耐えられないほどで、ズボンの右ポケットに入れてきたカイロが役に立つ。
5時22分、半分ほどリーリングしたところでアタリ・・・ヒット!難なく目の前のテトラポットまで寄せたが、テトラポットの配置が悪くてタモがやっと届く場所に加えて干潮だったために魚が見えない・・・。
横にいたキッシーさんに魚の場所を聞きながら、何とかネットインすることができた。
レギュラーサイズのブナメスだったが、師匠のスカリにネットイン。ふと見るとレガオさんもヒット中で、カメラを向けた時
にはタモ入れが終った後だった。
レガオさんと二人で全体の様子を見ながらのんびりと「今日は釣れないねえ・・・」などと話しながら一本釣った余裕でのんびりしていたところ、5時37分には師匠にヒット!寒さ対策のために着込んだ青づくめの後姿が海の色に同化している姿が印象的だった。
続いて5時46分には妻にヒット!大きさの割にはさほど暴れることなく、私が差し出すタモに入った。少々縞模様が入ってはいたが5kgを軽く超えたオスだったので、妻の強い希望に負けてキープすることにした。
6時26分、レガオさんにヒット!しかし、写真を撮った直後にバラシ・・・それから僅か1分後には再びヒット!そして無事自分でタモ入れをしてネットインした。
全体的にもポツポツと時々は釣れているが、向かい風の冷たさに負けてしまい釣り続けることはできずにいた7時06分、ふ

風になびくタオルも青
と見るとイノケンさんにヒットしていた。

この直後に・・・

悔しー!
さっそく写真を撮っていると・・・バラシ・・・ガッカリしている彼の姿は楽しげにもみえる。
イノケンさんはタモ入れが大好きだと以前書いたが、この大好きなタモ入れがこの日はちょっとした事件を生んだ・・。いつものように隣の人の魚をタモ入れしてあげた・・・まではよかったのだが、隣の人は初心者だったようでイノケンさんから受け取ったタモを水平に持ってしまったために付け根から折れてしまったのである。
結局、折ってしまった人は自分のアルミのタモをイノケンさんに手渡して
帰ったのだが、このタモの網には穴が空いていたので使い物にならなかったそうである。
7時17分私にヒット!ブナオスをリリースして休憩していたところにメガ弟さんが現れた。釣り道具は持たないラフなスタ
イルで現れた彼はアキアジ用の道具を購入したものの、未だにアキアジ釣りはしていないという・・・。
しばらく寒いなかで立ち話を楽しんでから、気が向いたら夕方再び来るかもしれないと言い残して去って行った・・・相変わらずマイペースな男である。
そして、7時45分には再び私にヒット!3本目になると妻も冷たいもので「自分でタモ入れしなさいね!」・・・少し大きなブナオスをリリースする。
再び休憩中の7時55分、イノケンさんにヒット!無事一本目が釣れた。
8時14分、次は妻にヒット!かと思ったら痛恨の合わせ切れ・・・。ウキアジをみんなで狙ったのだが、次第に遠く離れて行ってし

レガオさん撮影

レガオさん撮影
まったようだった・・・・・が、キッシーさんのロッドが曲がっていた。
私はてっきりウキアジをヒットさせたのかと思っていたのだが、違っていた。

元気なアキアジ

レガオさん激写中
1ヶ月以上アキアジを釣っていなかったキッシーさんの喜びは、釣りキチであれば想像できるだろう。ようやくキッシーさんにも釣れたので、メンバー全員が釣って一安心となる。
8時27分、次は師匠だ。NewロッドAR-C 1206のパワーは10月のアキアジくらいではさほど曲がりはせず、余裕を持ってネットイン!
8時55分、次はイノケンさんだ!が、バラシ・・・・・何故だ!悩むイノケンさんだが、きっと次が来るだろう心配は
いらない。
9時ジャスト、師匠が時報代わりにヒットさせた。風は収まってきていたが、寒さは陽が高くなっても変わらないので相変わらず完全防備でアキアジを釣り上げる。
9時20分、次はキッシーさんだ!松さんとキムさんを合わせたような変な合わせ方でヒ
ットしたが、いつものようにじっくり弱らせてからネットイン。
9時32分、目の前すぐの近場で私にアタリ・・・ヒット!これはすぐにネットインするが、ブナオスだったので即刻リリース。
9時36分、再び師匠のロッドが曲がっている・・・師匠のタモは短めなので、この日の場所はタモ入れがし難そうで少々
時間を要したが無事ネットイン。
ここで私は食料や水の補給のために一旦車に戻ることにする。明るくなった駐車場までの道は、川側は路肩が崩れ落ちて大きな石がむき出しになっていたり、道のほとんどが原形をとどめていない場所も多かった。
特に被害が大きいのは入口に近いコンクリートブロックを積んだ場所で、波の力でそのほ

片手で充分!
とんどが崩れ落ち押し流されていた。
釣り場に戻って聞いたところ、私がいない間に釣ったのは師匠だけで他のメンバーには釣れていないとのことだった。

デカイぞ!

うーん残念
10時28分、イノケンさんにヒット!しかし、再びバラシ・・・。
イノケンさんとレガオさんの間にいた二人が帰ってレガオさんと隣同士になっていたので、レガオさんからバラさないた
めのレクチャーを真剣に受けていたようだった。
10時33分、そのレガオさんにヒット!折れたロッドに替わって使っていたやや柔目のロッドがきれいな弧を描いていた。
11時12分、座ってリーリングしていたときにヒット!銀ピカに白いお腹が見えたので、この日の中では一番状態が良さそうだった。大きくはないがメスだったのでキープして写真を撮っていると、みるみる縞模様が浮き上がってきて魚の色も緑色に変色し始める・・・まるで11月のアキアジのようだなあと思っていたところに、ふと見ると師匠がヒットしている・・・。ようやく暖かくなってきていたので師匠も防寒着は脱ぎ捨てていた。
この時点で師匠はすでに7本ほど釣っていて、いったい何本釣るのか?想像もできなかった・・・・・。
11時29分、次も師匠だ・・・。ホントによく釣るなあ!
11時37分、イノケンさんにヒット!だが・・・・・再再度のバラシ・・・・・フックを調べてみるも異常なし・・・イノケンさんの苦悩は続く。

またヒット?
12時ジャスト、再び師匠の時報ヒット!隣にいるキッシーさんが呆れ顔でタモ入れをしてネットイン。
しかし12時22分、次はそのキッシーさんにヒットだ!何度か走られながらも師匠がタモを準備して待っていた。その様子
を見ているときに妻にヒット!
大きな群れが通過したようだったので、私も早巻きせずにリーリングを続けていればヒットしたかもしれないが、みんなの写真を撮らねば・・。キッシーさんの魚は師匠がネットインし、妻の魚は私が入れた。
銀ピカのオスだったが、たくさんキープしても仕方がないのでリリースする。
そして再び妻にヒットしたのは12時38分だった。
場所的にも妻のほうがタモ入れしやすい場所だったので、2年前の初挑戦以来の「自分でタモ入れ」に挑戦・・・。
2年前は自分でタモ入れを試みるも隣の人とのダブルヒットだったために隣の人に自分のアキアジを掬われてしまい、未経験だったのである。
簡単に入ると見ていたが、1分ほど時間を要して何とか無事タモ入れ成功!お腹の赤いオスをリリースした。

元気なアキアジだった
妻の魚を見ているときに再びキッシーさんにヒットしていたが、気が付いた時にはバラシ・・・。    初タモ入れ
更に12時48分にはイノケンさんにヒット!今度こそはとアワセのタイミングもバッチリだったのか、無事ネットに入った。

レガオさん撮影

今度こそGet!
10分後には私にも中ほどまで巻いてきたところでアタリ・・・ヒット!銀ピカに白いお腹が見えるきれいなオスだったが、私はこのアキアジがこの日の6本目となる最後の一本となった。
13時02分、再びイノケンさんにヒット!今度もバッチリ決まったようで、レガオさんがタモ入れをしてネットに入った。
13時23分、次はレガオさんだ。暖かな陽気のせいか余裕でファイトを楽しみ、ゆっくりとタモ入れをしようとしていたところ・・・外れた・・・油断のバラシだった。
13時26分、この人は健在だ。師匠にヒット!座している姿が「大仏名人」といわれる所以だろう、妙に納
得してしまうから不思議だ。 
14時の時報は師匠に代わってキッシーさんがヒット!右方向に何度か走られたものの、9月のアキアジは一日しか楽しんでいない彼へのファイトのプレゼントだったの
か、充分時間をかけてからネットインした。
それから僅か数分の14時08分、またまた師匠にヒット!横にいたキッシーさんは師匠のタモ係のように、この日は師匠
のアキアジを何本もタモ入れしている。
14時19分、ウソでしょ!師匠にまたまたヒット!あきれたキッシーさんは腹ばいになってタモ入れをしていたが、ふざけているわけではない、この方がタモ入れしやすいそうなのだ。
この後私は師匠が釣ってもきりがないので写真を撮ることをやめてしまったので、時間はわからないが合計14本のアキアジを釣り、3回も駐車場までアキアジ運搬のために往復していた。
全体的に釣れていたわけではなく師匠だけが釣れているという、以前私達がいつも不思議に思っていた大仏マジックを目

大仏名人

これでも真面目にやってます
の当たりにみせつけられた一日だった。もしも3回に及ぶ運搬作業をせずに釣り続けていたなら20本位は釣っていた
かもしれない・・・。
14時55分、イノケンさんにヒット!気のせいか随分と慎重にやり取りしているうちに、レガオさんのタモ入れでネットイ
ン!

ラストファイト
しばらく昼寝をしていた妻がおもむろにキャスティングを始めた15時45分、妻に4本目がヒット!この時間でもすでに陽は傾きかけているなか、色付いたブナオスをリリースしたのがメンバー最後の釣果となった。
師匠がアキアジの運搬中に師匠の場所でしばらく釣っていると、帰ってきた師匠は別な場所で釣っているという横取りまでして釣ってみたが、全くアタリすらなかった・・・。
16時半には陽が沈んだので、楽しかった釣り三味を終えて納竿したが、夕マズメには遠くで跳ねているアキアジを確認していたので、翌日は期待できそうだと感じながら駐車場に戻った。
夕食を終えると、睡魔に襲われすぐに寝てしまった。


10月15日 目覚めは爽やかで昨日の疲れもすっかり取れていた。師匠とともに歩いて釣り場に向かったので、釣り場
に着いた時には汗をかきそうなくらいに熱くてTシャツ姿で体を冷やしたが、確かに昨日と比べても気温は高かった。
この日は師匠と3人だけだが、妻はまだ到着していなかった。後方の網走川河口は明るい茶色に濁った水が流れ出ていて、死んだアキアジも数匹浮いてしばらくは濁りがとれそうにない。
5時10分過ぎ頃からほとんどの釣り人がキャスティングを始めたが、釣れない・・・。予想に反して全く誰も釣れないのである。
師匠もキャストし始めたので私もテトラポットに立つと、少し離れた場所でヒットしている姿が見えた。

波に破壊された釣り場への道
安心して遠目にキャストしたところで、ヒット中の人のロッドが真っ直ぐになった・・・バレたようである。

5.5kgのオス
が、すぐに私にアタリ・・・ヒット!遠いので何処に魚がいるのかわからない・・・しばらく巻くと魚が見えたがまだ半分もある。師匠が「タモ入れするかい?」・・「お願いします」なかなか重量感のある引き味で見えたのが銀ピカでお腹が白くて状態の良いアキアジ、師匠がサクッと掬ってネットに入ったのが念願の状態の良い5kgオーバー銀ピカオスだった。久しぶりの浜一Get!となったことと魚の状態の良さで大満足の一本となり、今日はこのまま釣れなくても満足かなと思ったほどであった。
魚の処理を済ませて再キャストしたところに妻が到着。早くも一本目を釣ったことに驚きながらも、道すがら「ホームペ
ージ見ていますよ・・・」と、話しかけられたことの方が驚いていたようで、私と違ってシャイな妻は話しかけられながらも
通り過ぎてしまったそうである。
5時40分過ぎには後方から朝陽が昇り始めたので釣りは中断し、しばし撮影に没頭するが、朝陽はほんの数分で雲に消えた。
師匠の隣に後から入釣した人がいたのだが、その人がヒット中に「すいません、タモ持ってきていないのでタモ入れお願いします・・・」私は一番遠い場所にいたので何があったのか知らなかったが、妻が師匠のタモを使ってタモ入れをしてあげた。
後から話を聞いて驚いた私だったが、私ならタモがない時点で釣りは諦める
だろう。
その後6時の鐘の音が聞こえる頃になっても、見える範囲全体で5本程度しか釣れていない・・・そして更に1時間が経

4.5kgのメス
過して数本釣れただけだが、釣れているのは銀ピカの状態の良いものばかりだった。
そこに現れたのが師匠の奥さん、久しぶりに釣り場までやってきてみると「釣りをしたくなってきた・・・」と前向きなお言葉・・・復帰は近いか?
奥さんが帰った後の7時24分だった。周囲でも少しずつ釣れ始めてきていた時に近場でアタリ・・・ヒット!これまた銀ピカのアキアジの姿が見えて、これは自分でタモ入れをして無事Get!
予定外の2本目に気を良くしていたところ、その後は立て続けに師匠が2本釣ってしまい、あっという間に追いつかれてしまった。
その後、雲が厚く黒く変わってきたかと見ているうちに雨が降り出してきて、風も強くなり始めた。雨はさほどでもなかっ
たが、向かい風がキャスティングの妨げとなり、濡れたテトラポットの上では座ることもできず立ってキャストし続けた。
8時32分、妻に待望のヒット!見えた魚体がピカピカしている上にお腹が真っ白だ。私がタモ入れをしてネットに入り、超銀ピカメスGet!
そういえば今シーズンはまだ魚を持って記念写真を撮っていなかったと、妻が珍しく催促するほどきれいなメスだったし、時間が経っても縞模様は全く出てこなかったほどである。
雨はなかなか止まなかったが風は弱くなり、厚い雲が少しずつ青空を見せ始めていた9時25分だった。半分ほどリーリングしてきたときにアタリ・・・ヒット!これまた銀ピカのアキアジの姿が見えて、一本目ほどではないが重い。師匠がタモ入れをしてくれてデカメスGet!
ネットから出してみたところ、大きなメスだったのですぐに重
量測定・・・4.5kgはメスにしては重かった。
その後は雨は止んだがアタリもなくなり、いつものように妻が「もう帰ろう!」と言うので、10時過ぎには納竿した。

    
             濁った河口                           駐車場へ向かう道
妻は先に自転車で魚を持って走ったので師匠との帰り道では急に釣れだしていたが、この日の釣果に満足していたし
体力もなかったので、気にせず通り過ぎた。
帰りはいつものように湖畔の駐車帯で昼食と休憩をとってから走ったが、常呂漁港の様子を見る為に寄って見たとこ
ろ、相変わらず釣れているようで港内にはたくさんの釣り人がいた。
しかし、私達の関心は先日の洪水被害だったので、常呂川・佐呂間別川・芭露川などを見てから帰った。


10月の釣り Vol.2 へ 


戻る
戻る