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■ 埠頭のアキアジ釣り
11月10日 先週はメスばかり持ち帰ったのでサケトバを作ってみたところ、これが意外に大評判だった。私自身も「これ
はうまい!」と思ったので、この時期にしかできないサケとチカを同時に釣る場所と言えば・・・網走しかない。
トバ用のアキアジを3本釣らねば・・・」そんな言い訳をしながら、来週は遠出ができないので、今週がおそらく本当に最
後のアキアジ釣りとなるだろう・・・・・?
11月11日 話に夢中になっているうちに、気付くと24時を過ぎていたので寝ることにする。
5時15分の目覚しが鳴る10分前に起きてしまう自分に感心しながら外へ出てみると、イノケンさんもすでに起きていて準
備中だった。この時期としては異常に暖かく感じるほどで、先週よりも更に気温は高いようだった。
ドラグを調べてみると固く締められており、いくら30ポンドのラインでもあのアワセには耐えられないだろう。一本目は中
途半端なアワセだったので、功を奏したのかもしれない・・・。 ![]() ![]()
妻の一本 私達の釣り場付近
7時47分、妻にヒット!近い場所でのヒットだったので、すぐにタモを持って暴れる暇を与えずネットに入れた。何度か消
えたアタリをものにした一本で、この時期にしては大きめのオスだったので、トバサケ目標3本のうちの一本目がスカリ に入った。
この頃、周囲の釣り人たちが慌てて道具を車に積み込み移動する姿があった。第四埠頭が開放されたとのことだが、
ここ第五埠頭は結構釣れていたので私達はそのまま移動することもなく釣り続ける事にした頃、レガオさん登場。
国道側ではチカ釣りをしている人が多く、対してオイルフェンス側はアキアジ釣り一色で、チカ竿を出しているのは私くら
いのものだったし、この日釣れたのは僅か一匹だけだった。
10時49分、再びイノケンさんにヒット!先程のライン切れで臆病になっているのかやや慎重なやり取りをして、レガオさ
んがタモ入れをして無事Get! ![]() ![]()
イノケンさんの2本目 レガオさんのタモ入れでGet
11時32分には、またまたイノケンさんにヒット!絶好調である。
一度顔を出した太陽だったが、その後は雲に覆われてしまって二度と見られなかったものの、風は弱いので差ほど寒
さを感じることなく続けることができたが、私とレガオさんにはアタリすらないのに対して周囲では複数本釣っている人は 少なくない・・・。
この日は近場ばかりでヒットが続いていて、遠くには魚は居ないのかと遠投気味に投げてみたところアタリ・・・合わせる
が乗らない・・・釣れない焦りが合わせのタイミングを狂わせてしまっていたのか?
その後、トラウトマスターズのカジカさんとそのお友達のトラウトさんが現れて一緒にキャストしていた正午近くなった頃、
1台のマイクロバスが埠頭に現れ、私達の後方に停車した。 ![]() ![]()
釣り場に大勢の人が・・ 不思議な姿で釣っている人も
バスから降りてきたのは師匠とお仲間の皆さんで、知床への旅行中にもかかわらず釣り場が気になって、途中から引
き返して様子を見にきたと言うから驚きだ。コート姿の師匠に私のロッドを預けて、ほんのひと時だが師匠もキャスティ ングの感覚を楽しんでから、安心して知床行きのバスで去って行った。
12時48分、トラウトさんにヒット!この時期としては大き目のオスをキープしていた。
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トラウトさんニッコリ レガオさんの魚はイノケンさんが
13時40分にはレガオさんにヒット!久しぶりに「やっと来たぜー!」のセリフが聞こえ、タモ入れ大好きのイノケンさんが
もちろんタモ入れをしてメスをGetしてしまったので、とうとう私一人が残されてしまい、ますます釣れる気がしなくなって きてしまった。
ないようだったが、こちら第五埠頭は全体60本以上は釣れていただろう。
その後レガオさんたちが帰ってしまい、3人に戻ってしまったうえに周囲の釣り人も少なくなってきていたが、トロール船
が帰ってくる時間にはまだ早かったので続けていたところ、15時17分にはイノケンさんにヒット!
タモ入れの練習だと自分でネットインし、絶好調のイノケンさんが4本目を釣りあげた時点で私の希望は限りなくゼロに
近づいた気がしていた・・・。
この一本で、まだ釣れそうな気がしたのでキャスティングを続けたが、すぐに「もう帰るよ!」妻の一声で撤収となる。
イノケンさんと別れてから市内のホテルで温泉に入って体を温め、常呂ではサロマコ湖のカキを堪能してから帰った
が、途中から雪が舞い始め、今シーズン初めて雪らしい雪を見ながら帰途に着く。
■ 最後のアキアジ釣り
11月17日 先週で終了したはずのアキアジ釣りだが、火曜日に埠頭入りした師匠から「9時から昼現在で4本、松さん
が2本、しかも2本は新開発の仕掛けに同時ヒットして、松さんが一本のタモで2本の取り込みに成功!」などと、とんで もない知らせがあった。
メールで送っていただいた仕掛けの写真を参考に、私なりに考えた仕掛けを2組作っての釣行を考えていたところ、妻
が「15日に網走の最後の網が上がるので、まだ期待できる」と、知人から聞いてしまったせいで「私も行く!」と言いだし たので、結局二人で今度こそ最後の網走を目指すことになってしまう・・・。
いつもの時間にいつもどおりに出発するまでは同じだが、高規格道路に近づくにつれて雪景色となり、道路もアイスバ
ーンやブラック・アイスバーンに変わってきた。幸い高規格道路は圧雪で走りやすく、時間的な遅れは僅か5分程度とな る。シーズン初めの雪道は恐ろしいので慎重に走行していたが、丸瀬布付近からは雪は消えて乾いた路面となり、星 空に変わる。
しかし、気温はマイナスとなっていたために常呂大橋はアイスバーン、卯原内付近では路外に飛び出してしまった事故
車も見てしまったために急に速度を落とす。
第四埠頭は・・やっぱり閉鎖中だったので第五埠頭ヘ向かうと、先週よりも車の数は多く、先週の場所にはすでに先行
者が・・・トロール船の出航の妨げにならない場所に車を停めてから、車内で二人きりのシーズン最後の一杯をやって 23時前には床についた。
11月18日 3時にトロール船のエンジン音で目覚めたが、さほど大きな音ではない。しばらくして船のエンジン音が消え
たので外に出てみると、すべての船が出港した後だった。
いたことだった。
朝一番に釣れたのは先週私達が釣っていた辺りで、オイルフェンス近くでも1本釣れていた頃、私も5投ほどしたところ
でヒット!少しアワセに不安があったが巻いていると「タモ入れしますか?」と、左隣の方が声をかけてくれたのだが「大 丈夫です」私は久しぶりに自分で入れたかったのでお断りしたところで・・・バラシ!「やっぱりタモは必要なかったみた いです・・」などと照れ隠ししたところ「私もさっきバラしたんですよ」と左隣の方が言っていた。
先週に比べるとあまり釣れていなかったので、このバラシは希望が半減してしまう事件となり、妻も「見ていたよ・・・」そう
が、この時期のアキアジにしては力があり何度かドラグを鳴らして走っているうちに、いつの間にか私のタモを持って二 人隣の方がタモ入れをしてくれた。やや大きめのオスだったので、そのまま生かしてスカリに入れる。 ![]() ![]()
一本釣って一安心したところで車内で暖をとってから師匠に連絡してみたところ、あの火曜日でアキアジ釣りを終了した
らしく、現在道具を洗いながら手入れをしているとのことだった。しかし、松さんは第五埠頭入りしていると聞いたので連 絡してみたところ、私達とは全く反対側の国道側にいることがわかった。
第四埠頭も開放されたのか何台かの車の姿は見えたが、第五埠頭の釣り人たちは移動する様子もない。
一本釣れたところで、試験的に製作した仕掛けを試してみることに・・・自信は全くなかったのだが、予想していた絡みは
全く起こらず実用化できそうな手ごたえも感じていた。
欠点は遠投には向かないこと、上層部を流れるタコベイトの動きが悪いなど、まだまだ改良が必要ではあるが、この仕
多く釣りに集中することができなかったが、次第に日が射し始めると暖かくなり始めていた。
先週とは違い、エサも付けずに置いてあるサビキ仕掛けには10cmにも満たないチカが食いついているのが見えて、キ
14時過ぎには予告どおりウルシ夫妻が登場したが、アキアジはあまり釣れていない時間帯だった。それでも暗くなる前
にはきっと釣れはじめると信じて準備を始め、午後からはずうっと車内にいた妻もその後一緒に釣り始める。
アキアジの道具はすべて片付けたウルシさんではあったのだが、師匠からの「釣れてるよ!」の連絡で来てしまったと
言うから、釣りのビョーキは私達と同じである。
たくさんいた釣り人も次第に帰り始めたので、朝方釣れていた場所に少しづつ移動して、ウルシ奥さんはサビキ釣りを
していたが急に周囲で釣れ始めたのでアキアジに変更し、私は片付けを始めたときだった。
にならない場所だったのでそのまま釣り続けていたところ、16時少し前にウルシさんにヒット!あっという間にタモにアキ アジが入ったので、奥さんをバックに記念写真を撮る。 ![]() ![]()
漁を終えた漁船が帰港する ウルシさんあっという間の2本目
私達が片付けを終えて挨拶をしに行ったときだった・・・16時10分、ウルシさんに再びヒット!すぐに私がタモ入れをして
「手加減くらいしなさいよ!」と言う奥さんの声を聞きながら、私達はその場を去った。この日の第五埠頭は全体40本以 上釣れていただろう。
今シーズンは爆釣はなかったものの毎週コンスタントに釣果を伸ばすことができ、予想以上の成果を上げることができ
て大満足のシーズンとなった。バラシは少なく、アワセ切れのようなライントラブルは一度もなかった点でも満足してい る。
好天に恵まれたお陰で埠頭での釣りが少なく、特に第四埠頭では一本も釣っていない。
ワカサギが始まるまでの間は一度くらいチカ釣りをしたいと考えているが、次はいつ出撃するか考え中である。
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