■ 網走港(第四埠頭)
10月31日 明日からの3連休に胸躍らせて、18時45分の出発は少しだけ遅めだったか?現地第四埠頭にはレガオ
さんとキッシーさんが待っていてくれているとのことであった。明日からの2日間は全道的に約束されたような好天の予 報なので気分的にものんびりしてしまう。
第四埠頭には21時45分着。どっかりとキャンプ用のイスに座ってビールを浴びているキッシーさんと大マイ釣りを楽し
んでいたレガオさんが迎えてくれた。予想外に混雑しておらず、場所はどこでもOKという状態に拍子抜けした感もあっ た。二人のテンションがいつも以上に高いなあと思ったら、すでに一人2リットル近くも呑んでいたそうだ。
とても11月とは思えないほど港内は暖かく夜釣りにはもってこいの夜だったが、二人を移動スナック「釣りバカ2」に誘
い込み、遅れて来るチカさんを待った。
24時近くになって到着したチカさんが持ってきたB釣りクラブのサケ釣りビデオを解説付きで全部見て、最後は熱燗で
締めくくったが気付いた時はすでに26時近くになっていた。まだ呑み始めたばかりでもの足りなそうなチカさんも車に戻 して?全員無事眠りについた。(・・・と思われる?)
11月1日 全く寝た気がしない二日酔いの目覚めはだるいの一言しかなかったが、サケ釣りのことを考えた瞬間に眠
気なんて一気に吹き飛んだ。準備をして外に出てみると全く寒くない気温と満天の星空の下でチカさん、レガオさんが 準備をしていた。キッシーさんはまだお休み中だったので、レガオさんと「このままいつまでも寝かせておこう」そう話して いると、スーパー地獄耳なのか少ししてからふらふらと起きてきてしまった。
とりあえず何とか全員が揃って、6人(チカJr小学5年生もライフジャケット着用で参戦)の愉快な?釣りが始まったが、
早朝は予想外に釣れていない様子で周囲2本程度のブナサケが釣れた程度だった。
やや銀ピカがかったオスだが少し鼻が曲りかけた怖い顔である。75cm・3.4kgのアベレージサイズなので、久しぶり
に私にとっては大きなサケだった。キッシーさんとレガオさんが「リリース、リリース!」とけしかけるが、もちろんキープし て神奈川のおじさんの元に送ることにした。
い!」妻がそう言って笑っていた。
そこへ道新スポーツの記者が現れ、夫婦で1本ずつ釣った私たちを釣り新聞か道新スポーツの記事にしたいと話をし
てきた。二人とも釣っている事をその記者が知っているはずはなかったのだが、どうもキッシーさんたちが教えたようで あった。自分としては一度くらい載ってみるのもいいかなと承諾したところに、何も知らずに車から降りてきた妻に自分 の釣ったサケを持たせ、私も同じようにサケを持って記者のカメラの前でニッコリ!確実に記事になるかどうかは約束 できないと言うが、これも話の種には面白い体験だった。名前やタックルの取材をされているときに記者が「とっちさん ですね?」予想外の言葉に耳を疑ったが、以前からこのホームページを楽しんでくれているらしかった。
取材中に他人のふりをして話に参加していたレガオさんやキッシーさんの素性も実は記者にはバレバレだったのであ
る。
顔や手に針を引っ掛けて「イテテテー!」チカさんの悲惨な悲鳴が港内に響き渡っていた。
その後師匠は6ヒット3バラシで終了したそうだが、周囲がほとんど釣れていない状況下でヒットしていたので、6本目が
ヒットした時は「これを釣り上げたら海に落とされるかもしれんぞ!」そんな不安もあったそうで、タモ入れ寸前のバラシ で残念ではあったが少しホッとしたそうだ。友人の松さんは師匠ばかり釣れるので、いつものように怒って途中で帰って しまったそうだ。
そして今度は、キッシーさんのウキが沈み始め微妙な動きとともに合わせるタイミングを私も緊張して見ていた。キッシ
ーさんは、ここだというタイミングで合わせるが抜けてしまって、次の瞬間にチカさんにヒット!「やっと来たぜ!絶対に バラさんぞー!」そう言って力強く数回アワセを入れていたが、その形相と迫力はマグロでも釣っているかと思えるほど すごかった。
意外にファイトを見せたサケだったが、足元まで寄ってきて私が差し出すタモ網にすっと入ってネットインした。いわゆる
赤ブナというオスだったが、銀ピカのみを狙っていたチカさんだったので私たちがそれをGetすることになった。「お父さ んすごーい!」Jrの声が聞こえてほほえましい光景であったが、この瞬間にチカさんとキッシーさんの天国と地獄を見 た私は複雑な心境でもあり、ホームページのネタ的には美味しい?
しかし、妻がトイレに行く途中私たちの隣では面白い出来事が起きていたのだった。コマイ狙いの竿にヒットしたのが仕
掛けを付けたままのサケだったそうで、最初は随分大きなオオマイかと思ったらしいがすぐにサケだと気付いたそうで、 数十メートル引き回されて何とかタモに入ったそうだ。妻がトイレから戻った時も、まだこの興奮は続いていて盛り上が っていたそうである。
11月2日 ゆっくり眠って体も休まり目覚めは少しだけ良かった。ウルシさん夫婦も昨夜のうちに到着していて少し遅
めの薄明るくなった頃、全員がキャスティングしていると、右二人隣の目の前でヒットして1本目が上がった。何と、フン ベでお会いした佐さんのお父さんで「これで今日はゆっくり安心して釣りができる」と喜んでいた。
次は師匠の番で、小さな魚体だったが銀ピカだった。その後も2本追加してあっという間に3本釣ってしまった。恐るべ
し・・・。大仏パワーが炸裂していた。
私は数回アタリはあるものの食いが浅くヒットには至らないままマズメは終
わってしまった。隣の方が昨夜カレイ竿でサケを釣ったというその方で、ウルシさんの知り合いでもあった。見ると一見
こわおもての菅原文太似だったが優しい人だった。この日ウルシさんは新型のアキアジスピナーを試してみたが、羽の 回転がうまくいかないらしくすぐに止めてしまったが、この日の帰りがけにウルシJrが研究を重ね何とか使える方法を 見いだしたようだった。スピナーでアキアジが釣れるとなればこれまた面白い釣りができるので、今後というよりも来シ ーズンに期待したいと思う。
師匠ヒット中 竿先だけでファイト中
文太似の方が途中からチカ釣りに変更してカレイ竿で垂らしていたが、妻の操るオキアミの竿がどんどん釣れるので、
ウルシさんから貰ってきたオキアミを丁寧に1針1針手で付けて始めると沢山釣れはじめていた。その後、ウルシJrとフ ァミリー2名が到着してにぎやかにサケやチカ釣りを開始した。
結局この後師匠は帽子岩に行ってしまい、サケはほとんど釣れなくなってしまった。チカも数が釣れなくなり、異常とも
いえる暖かな陽射しに気温も上昇して、シャツ1枚という時間帯もあったくらいである。
ウルシ一家が納竿して30分後、私たちも片付けを始めると、そこへ足寄の佐さんが移動してきた。珍しく佐さんもボウ
ズだったそうで、明日も頑張るそうだ。
周囲の人たちに挨拶を済ませ網走を後にして、遠軽の登代里で食事をしてから自宅へ戻った。
■ 網走港(第四埠頭)
11月7日 師匠からの朝一メールにスポーツ報知に載ったとあり、午後から新聞を見るとサケを持って海で立たされて
いる少年のような姿に見えてしまった。
もちろんサケ釣りの話で盛り上がり、チカさんのウキルアーのパイオニア話や大仏師匠は何故釣れるのか?など実に
興味深いものだった。そうしているうちにチカさんの竿にホッケが釣れて、奥さんから課せられたノルマはわずかではあ ったが達成され、明日のサケ釣りに全力投球できる状態となった。
この夜もビールに日本酒の熱燗ですっかり盛り上がってしまい、気が付くと4時近くなっており慌てて寝ることにした。
11月8日 1時間程度しか寝ていないし、二日酔いで具合が悪いはずなのにサケ釣りの事を考えるだけで治ってしまう
のは気の力なのか?外へ出てみると自分達の釣り場に貴乃花親方を少し小さくした他人が不届きにも勝手に入り込ん で竿を振っていたので注意しようと近づいてみると、なんとその男は異常な厚着をしたキッシーさんだった事に気付いた 時は少々気まずい!
レガオさんも外に出てきて残るはチカさんだけであったが、車をのぞくと死んだように眠っていた。うるさいからこのまま
寝かせておこうかと話し合ったが、起こさないと「何でだよー!」あとからもっとうるさいのは分かりきったことなので、窓 ガラスをドカドカ揺れるくらいに叩いて優しく起こしてあげた。
そして妻も出てきてメンバー5人が全員揃って、騒がしい?サケ釣りが始まった。まだ薄暗い中、正面の海と赤く染まっ
た雲の上に青空が広がっており、この日も好天が予想されていたがサケはほとんど釣れていない状況であった。時々 釣れていたのはロシア船の近くで、こちらにはサケはいないのか?そんな不安さえ覚えてしまうような静かな海面で、生 体の気配が全くない状態であった。
言葉は「ちっさー、うわー小っさー!」と何度もキッシーさんに浴びせ「これは0.5本でしょう!」「イヤー0.3本だわ!」そ う言って冷やかすも、キッシーさんは久々のサケにうれしそうであった。
チカさんはマスの時期に使っていたというグニャグニャの柔らかい竿を用意していたが、この竿で合わせる時はのけぞ
るように合わせるチカさんには、のけぞりすぎて後頭部を地面にぶつけるのではと思うほど全体に腰がなくなっているよ うな長い竿だった。しかし、ヒットすれば面白いことは間違いない。
にチカさんは潮見小のルールである「竿を引いただけでもバラシになってしまう」そんな厳しいルールは到底受け入れら れないと反発していたが、なにせ多勢に無勢というか3対1の戦いに勝ち目はなかった。「エー今のがバラシになるの ー?そんなこと言われたら強いアワセが入れられなくなっちゃうじゃない!このルールはまずいっしょー!」必死であっ た。
4kgというミニサケだったので、チカさん大喜び?朝方打ち立てた大記録は簡単に塗り変えられてしまったのだ。普通 にサケ釣りをしておられる方には「ちょっとそれは違うんじゃないの?」そう思われるかもしれないが、この日のこの状 況の中では、より小さなアキアジを釣った人がヒーローだったのだ。
お昼からはチカさんとレガオさんは何を血迷ったか、どちらがより遠投できるかフルキャストごっこを始めてしまってい
た。それも、最初は投げてはすぐに早巻きして投げるもので、釣る気ほとんどがないようにも見えていて、キッシーさん とあの二人は何やってんだーと理解に苦しんでいた。
なんだか可哀想な気もしたがルール上は仕方がないことだ。チカさん「何でよー!違うでしょうこれはー!」そう言って抵
抗を見せていたが無駄である。仲間だからこそ厳しくしなくてはならないことにキッシーさんもレガオさんも私も胸を痛め ていた事は言うまでもなく、すべてチカさんの為を思った愛情ゆえのことである。
お昼頃、キッシーさんと親しそうに話している方がおられたが、掲示板に書き込みをしてくれているBANANAさんだと後
から聞いて分かった。BANANAさんとは翌日隣で半日楽しむことになるのである。
妻は寒さに勝てず車内でお昼寝をするが、夕方の納竿時間まで寝てしまっていた。
そしてサケの姿が目の前の見える範囲を回遊するようになってきた。この日はキッシーさんが抜群の目を持ってすぐに
サケを見つけていたが、自分の前で見つけるものだから自分としてはどうしようもなく、他のメンバーにチャンスを与え てくれるものだった。
この時は目の前を通った群れにすばやく反応したチカさんのテクニックが食わせたベテランの技だったそうで、この日
はおそらく全体30本も釣れていないだろうから、そのうちの3本はたいしたものである。私はそのサケをチカさんから頂 いて、先ほどバラシたサケをこれがそうだと思い込むことに成功した。
左奥のロシア船が出港して釣り場が広がったが、自転車で見に行くとすぐに釣り場は埋まってしまったようだった。
そして15時にはレガオさんが納竿して、一人欠けただけで寒さも手伝って寂しい気持ちになってしまった。
日が沈んでしまい、16時には納竿しようと話していると大君が久しぶりに姿を見せた。今シーズンは200本以上釣った
という彼は、すでにアメマスやイトウ釣りをしているという。
そして大君も帰り、全員が片付け始めた。キッシーさんもチカさんも明日は家庭サービスだと言い、自分達だけで釣りを
するのは寂しい気もしたが、少し前から再び現れたBANANAさんがいるなあと気を取り直した。二人が帰ってしまい、 自分達もBANANAさんに「温泉に行ってきます」と告げて簡保の宿に向かった。
冷え切った体には温泉が最高だなと思いながらそれほど好きではない風呂にゆっくり浸かって温まることができた。埠
頭に戻るといつもよりは混雑していない様子で、チカもあまり釣れていないという情報が流れているのだろうかと思っ た。車内で夕食とビールに燗酒を楽しみ、1時間半しか寝ていない体を20時前には休ませた。
11月9日 9時間以上は眠ったであろう。爽やかに目が覚め外に出てBANANAさんと挨拶を交わした。
昨日と同じような朝焼けが目の前に広がっていて、今日も天気は良さそうだなと安心した。
この一件で釣れそうな気がしてきたので真面目にキャスティングしていると、8時10分には同じような軽いアタリを2回
繰り返し感じ、同じような誘いにヒットした!
んに記念写真を撮ってもらっていた。その方は「宝くじに当たったみたいだ!」そう言って喜んでいた。
妻も少しだけ張り切ってキャスティングを続けていると、力が入りすきたのかラインが切れてルアーごと目の前に落ちて
しまった。すぐに引っ掛けるが途中で外れてしまい、近かったのでタモ網で回収することができた。妻も私と同じルアー だった。
と6〜7本程度しか釣れていないようであった。釣り人も先週に比べると半数ほどにしか見えなかった。
BANANAさんが帰って、私たちも11時には納竿し第四埠頭を去った。晴れていた網走を出てすぐに雪が舞い、レスト
ハウス常呂でカキづくし定食とカキ丼を食べサロマ方面へ向かう頃には晴れたり曇ったりしてきて、高規格道路は雪が 積もっていた。
自宅に帰る前に選挙を済ませ、すぐにサケ2本の処理をして落ち着いたのが16時過ぎであった。
■ 網走港(第四埠頭)
11月14日 今シーズン最後の網走釣行である。19時15分出発時の気温はマイナス4℃で、キッシーさんからの電話
で知った網走は3℃だと言うので少しだけ安心しての出発となった。
予想に反して高規格道路は雪がなく、気温もマイナス4℃程度だった。いつもよりは車が少なくて走りやすかったが、橋
の上などアイスバーンがありそうなところは注意が必要だった。しかし、もっと他に注意すべきものがこの先に待ち受け ていたのであった。
丸瀬布町近くの道路上に進行方向が違う2台の車が停車していたので、知り合い同士だと思いスピードは少し落とした
ものの、その中央付近を通り過ぎようとしたところでライトに写ったものは、何と!車にはねられて頭だけをもたげこち らを見ていたエゾシカであった。慌ててブレーキを踏んでハンドルを切ってからその横を通ったが、衝突したと思われる 車のフロント部分が大破していた。
数分もしくは数秒違っていたなら私がそうなっていたのかもしれない?この国道はエゾシカがほとんど出没しない道であ
ったので、予想外の事故を目撃してしまった感じだったが、冬が近くなって山から里へエサを求めてやってきて今回の 事故に遭ってしまったのだろう。これが熊であればニュースにもなるのだが、エゾシカと衝突する車は日常茶飯事であ るし、私も年に数回はこのような事故を見ている。
網走に近づくと気温も上がり、0℃程の暖かさとなった。第四埠頭に着くと10台程度の夜釣りをしている車がいたが、
数週間前の混雑はすっかり影を潜めていた。外に出ても寒さはあまり感じられず、翌日のサケ釣りに何の支障もなさそ うであった。すぐに場所を決めて車内で寝る準備をして熱燗を楽しんだ。
11月15日 5時半に起きて外に出てみるとレガオさんがすでに準備を始めていた。昨夜2時に着いたのだが、なかな
か寝られずにいたそうである。私の左手に並んでいた沢山の夜釣りの竿は跡形もなく消えており、古びたキャンプ用の イスが一つ置き去りにされていた。私が準備を始めると早くも彼はやる気満々でキャスティングを始め、まだ暗かった ので車内からライトを当てていたずらしても全く気がつかない様子、私も諦めて最後の釣りを真面目に楽しもうと外に出 た。
のの、作業船はその石積み作業を始める気配すらなかった。しばらくは様子を見ていたが容易に終わりそうにないの で、それならばとロープが掛けてあるわずかな場所から隣の人に迷惑がかからぬように、キャスティングしてからロープ の下を通してリーリングするという手間が掛かる方法をとってみた。レガオさんと二人で繰り返し続けるも面倒だったの で、となりのおじさんたちも休んでいたのをいいことにぎりぎりのその場所でキャスティングすることにした。
少しするとサケのような軽いアタリがあったがヒットには至らず、レガオさんもサケがルアーを追ってきたらしく、巻き上
げようとしたその先にサケが見えたという、貴重なチャンスを逃したようであった。
作業船が停まっているこんなところをキッシーさんに見られたら何を言われるか分からないね、と話をしているところに
タイミング良く、やっぱり現れたキッシーさんの車が見えてしまったので、二人で無視していようと話し合っていたが、後 方からいつもの笑い声がしてきたのと、妙な気配が感じられたのでついつい誘惑に負け振り向いてしまった。
一気に釣り場が騒々しくなり私たちの高らかな笑い声が港内に響き渡った。
な手応えが伝わってきていつもよりは重いかな?そんなサケだった。
念の為もう一回アワセを入れて確実にGetしようとした時、それほど強く合わせた訳ではなかったのにラインが切れてし
まった。
レガオさんが「今のは結構大きかったー」そう言っていたので少し悔やみはしたものの、たいして落ち込みはなかった。
銀ピカではなかったからかもしれないし、最後の釣りだし素直に楽しもうという余裕があったからかもしれなかった。
この日は数本のサケが周囲で釣れたがすべて黒いサケであったし、私の隣の方が釣ったサケもブナですぐにリリース
したほどであった。そしてどういう訳だか我々の周辺ばかりが釣れていた。。
太陽は時々しか現れず寒さは身にしみるものがあり妻は車内で眠ってしまい、レガオさんもいつのまにか車に戻り寝て
しまっていた。私はお隣の方々とお話をしながら続けるが、その方たちも時々は車に戻ってしまうのだった。
お昼過ぎになってやっと作業船が岸壁を離れたが、レガオさんは数投の後納竿してしまい、私も時間が来たので13時
前に片付けを済ませた。
時間がなかったので駅前のコンビニで昼食を済ませ簡保の宿に着くと、すでにレガオさんが着いていて車の片付けをし
ていた。急いでお風呂に入って体を温めてから、レガオさんの車を先頭に出発した。
北見市内の裏道でキッシーさんから電話があったが、彼はすでに師匠宅に着いておりコーヒーをご馳走になっているそ
うだった。少し暗くなり始めた16時過ぎに師匠宅に着き、楽しみにしていた今シーズンのサケ釣りオフ会が始まった。
師匠が腕を振るった手作りの御もてなしと奥さんの心遣いに感謝しつつ、存分に甘えきった私たちは心からオフ会を楽
しみ、そののまま泊まらせて頂くことになっていた。
4人が枕を並べて寝たので、まるで修学旅行のような気分で懐かしささえ感じた。途中3時間ほどリタイヤした私だった
のでなかなか寝付かれず、キッシーさんのお喋りと彼らが寝付いた後の寝言に翻弄されつつ、寝た気がしないままに 朝が来てしまった。
11月16日 朝食をご馳走になった後も釣り談義は続き、やっと腰を上げたのは11時近くであった。師匠の天才とか
巧と言われる技術は何一つ習得する事はできず、自分達よりははるかに粗末な?道具で釣っているのは確かだという 確認ができただけだったかもしれない。しかし、文章では表せない重要なポイントはいくつか得る事ができたと思う。
師匠宅を出て北見市内の釣具店に寄ると、ジャッキーさんに会いお話をすることができた。来年知床で再開しましょうと
約束して別れた後、ライン売り場を覗くと「スパイダーライン」が並んでいるのを発見した。しばらく姿を消していた伝説 のラインが復活するといううわさは本当だったのだ。
風は強いがよく晴れていた北見地方も峠にさしかかると雪が舞い、頂上付近には積雪も少しあった。層雲峡では再び
積雪で少し緊張するもすぐに雪はなくなった。
自宅には15時前に到着して、約3ヶ月間の2003年シーズン網走サケ・マス釣行があっという間に終了してしまった。
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