10月のオホーツク Vol.2



   ■ 網走(帽子岩)

10月8日 今回の釣行は、私にとって最悪の結果となってしまったのだが、運が悪い時というのは潮時をどうするか、或
いは更なる努力によって、その不運や乱れた体と心を元に戻すべきなのか考えさせられた一日であった。
情報によると、さすがの帽子岩も陰りが見え始めてきているらしいが、混雑は以前として続いていた。しかも、腹切りジ
ャックなるメスサケの筋子だけを取って捨てるという愚か者も現れ始めているらしかった。
18時半に出発し、翌日から始まる3連休のせいか、やや混雑した道を網走方面に向かった。途中、霧が出ていたり星が見えない空もあったが、快適に走ることができた。帽子岩駐車場には21時過ぎに到着、キッシーさん、レガオさん、そして久しぶりにチカさん親子が出迎えてくれた。
早速車内で前回撮影したビデオやチカさんの持ってきた釣りクラブのDVDなどを観ながらの飲み会になってしまった。疲れがたまっているキッシーさんやレガオさんが居眠りをしている間も、元気なチカさん親子とフィニッシュの日本酒まで楽しみ、0時頃まで起きていてしまった。 
知床での経験上当然のことであるが、この日本酒が翌日の集合時間に多大な影響を及ぼすことになってしまったの
だ。


10月9日 目覚しで起きたものの、睡眠不足だったので頭は重かったが、釣り場の番をしているキッシーさんからの電
話に大急ぎで準備をした。レガオさんを起こしてからクーラーを自転車で引いてポイントを目指すと、すでに沢山の釣り
人で埋まっていた。途中の暗闇の中、声をかけられたので振り向いてみると、そこに清さんがいた。10年ぶりの帽子岩
という清さんに、ここで会うことに驚きつつも、キッシーさんが心配だったので長話はできなかった。
キッシーさんの近くにはタンさん親子が来ていて、今回はしっかり釣って帰る気構えが感じ取られたものの、場所取りでもめているというポイントを見物に行く相変わらずのタンさんがそこにいたのはいい感じだった。
旭川の司さんが来ているはずだったので電話をしてみると、聞こえる声が変な響き方をしていることに気付いた時は、周囲の人たちがとっくに気付いていて、すぐ近くに司さんがいたことを知った。
しばらくして妻がやってきたが、催促の電話をしているにもか
かわらずチカさん親子とレガオさんがなかなかやってこなかった。とうとう薄明るくなり始めた頃、ようやく姿を見せたの
は昨夜の酒が深すぎたのだろう。私が着く随分前から盛り上がっていたようなので・・・。
ウキも見えるようになって全員がキャスティングを始めたものの、今年一番の混雑した帽子岩となった割りに、先週に比べヒットしているロッドを見るのは少なくなっていた。
誰だったかは忘れたが仲間が1本釣った後だった。5時16分、ヒット!見えた魚はブナだったがネットインしてから、すぐにリリースした。ブナBのオスであった。散発的にしか釣れない状態が少し続いた後に釣れはじめたのは5時51分だった。妻にヒット!銀Bクラスで、鱗が剥がれる状態の良いメスだったのでキープ。仲間のロッドも次々と曲り始めてきたし、銀毛が釣れはじめたが、やっぱりブナも時々混ざっていた。
6時19分、早くも何本か釣っていたレガオさんがビデオ係となって撮影を始めた時は、チカJrがバラした瞬間だった。続
いて6時20分、タンさんがヒット中だったが、チカさんにヒットし、チカさんのオンステージになった。見えた魚がブナだっ
た為にフッキングを外そうと試みるも、外れそうにないのでタモ入れしようとしていた時に私にヒット!

     

しかしすぐにバラシ。その頃タンさんがタモ入れ中だったが、妻にヒット!ビデオには捧さんのようにリールを巻く妻の姿
が映っていた。後ろから見ると魔法使いのような帽子で、いつになく張り切っていた妻は、自分でタモ入れに挑戦し始め
たのは意外であったが、隣の人にもヒットしていた魚と交差してしまったので、私がタモを受け取った。隣の人が妻の魚
を掬ってしまったので、私はその人の魚を掬い、タモを交換した。妻が釣ったのは銀Cのメスだった。

  

6時27分にはJrにヒット!チカさんの差し出すタモに入ったときには余裕のVサインも出していた。
6時55分には妻がビデオ担当になっていたが、あぐらをかいてリーリングしていたチカさんにヒット!しばらくそのまま格
闘していたものの、途中からのっそりと重い腰を上げて真面目に巻きだした。しかし、ブナだと判った瞬間からは何とか
してバラそうとしていたが、こんな時には外れてくれないもので、この機会を利用してJrが初タモ入れに挑戦して、無事
成功したのだった。
        

7時08分にはレガオさんが再びビデオを担当してキッシーさんの格闘シーンを撮影していたが、レガオさんの祈りが通じ
てバラシ!再び貴重な映像が残されることとなった。
それからまた少し釣れない時間が続いたが、これが普通の帽子岩の姿だよねと話していたほど、先週からみるとアタリ
も少なくなっていたので、車に戻り少しの間休むことにした。
朝食の時間になって、何故か仲間達がカップめんを持参しているものの、お湯を沸かす為のストーブややかんは持っ
てきていないという。これは、私ならば持ってきているだろうとみんなが予想していたのであった。なかなかみんなしっか
りしているのね!まいりました・・・。
8時08分、妻にヒットしたのはお腹も真っ白な銀ピカであった。難なくネットインしてからは暴れるたびに鱗が飛んでウエダーに張り付いてしまうほどで、銀ピカは臀鰭(しりびれ)にも達している銀Aの判定をしたメスだった。しかも、このサケが今シーズンの夫婦合計の100本目となる記念の一本となったのだが、この時は二人ともそのことに気付いていなかった。
後日、このサケを食してみたが、他のサケとは全く味が違っているといってよいほど美味しかった。
そうとは知らずに半身は人にあげてしまい、残りはルイベ用に冷凍室の中である。
この頃、私にはアタリもほとんどなく、他のみんなは頻繁にアタリもあり釣れていた。9時09分、ようやく私にヒットした
が、キープするほどの銀Cではなかったので迷わずリリース。続いて9時18分に妻にヒットしたのはブナAだった。
レガオさんは用があるので帰ってしまったが、入れ替わってやってきたのが、昨日亡き父上とサケの法事を済ませたと
いう師匠夫婦であった。特にサケには充分な心を込めた供養をしたので「釣れるぞー!」と話していた。そしてその言葉
どおりにガンガン釣り上げていた。いつ来たのか判らなかったが松さんもその隣で釣っていて、相変わらず正体不明の
人であった。
釣りに飽きてしまったのか、「釣れなくなった」と、自転車でやってきたのは清さんで、しばらく清さん節を聞いてあの知床を思い出したが、本当に帽子岩で会うのは意外な感じがした。ポンモイは最近ブナが多くなってしまっていたのが、清さんを帽子岩に来させた要因らしい。
10時07分、妻にヒット。今度は銀Cが釣れた。10時26分、ヒット。またまたブナだったがB判定の色付いたサケをリリースした。直後の10時31分には妻にヒット!銀Cのオスが釣れた。そしてすぐの10時38分にまたまた妻にヒット!今度は銀Cプラスのまずまずのオスだった。
その後、私は目の前まで寄せたものの、強引な寄せ方だったせいか仕掛けごと切れてしまった。更にタモ入れ寸前でまたライン切れ・・・しばし呆然とするしかない連続のミスであった。
原因ははっきりしていて、強引な寄せとドラグの締め過ぎであったが、この時は自分の慢心に気付いておらず、更なる
失敗を繰り返すのだった。この頃になってようやく自分にもアタリが少し出始めていたが、アワセもいい加減なものだっ
たので、アワセを入れるが乗らないことが度々あった。
お昼前には9本釣って、いつもと違う余裕のタンさんとそのお父さんが帰り、チカさん親子も9本・5本と結果を残し、特
にJrは小学生にしては今期50本以上という素晴らしい釣果になっていた。
妻は車に戻っていて11時頃帰ってきたので、私も着替えをするために車に戻った。しばらく休んで釣り場に戻ろうとして
いると、司さんか帰る途中だった。グループ全員が釣れて満足そうだったが、予定通り翌日も釣りをしたかどうかは定
かではなかった。
12時26分、ヒット!銀CのオスGet、すぐにリリース。13時24分には同じようなオスをリリースした。しかし、この後再び無理な寄せ方でタモ入れ中にライン切れ・・・なんとこの日3個目のお気に入りルアーを持っていかれてしまったのだ。
だが、不幸はまだまだ続き、キャスティング中に突然吹いてきた風で、妻の置いてあったロッドを引っ掛けてしまった・・・目の前の海にドボン!と落ちたロッドは先端30cm位のところで折れてしまっていた。更に数分後にはサイドキャスト気味だった隣のおじさんも妻のロッドをキャストしてしまい海に落としてくれた。散々な目に会った妻のロッドだが、この頃妻はテトラポットの上で何も知らずに眠っていた。
目を覚まして釣りを始めようとした妻が、折れたロッドに気付き愕然としていたのを、なんとかなだめて新しい予備ロッドを買ってあげるこ
とを約束して無事その場は収まった。
仕掛けを直結していたので、折れた部分を付けたままキャスティングをしていると、なんと!15時04分、妻にヒット!キッ
シーさんがこのシーンをデジカメで撮影していたが、トップガイドのないロッドで難なくサケをコントロールしてメスの銀C
がネットインした。
この後、妻はやる気も失せてしまったのか、「寒いから帰ろう!」としきりに言って釣りをしなくなってしまった。
師匠もいつの間にか12本釣っていて、満足そうに帰ってしまい、キッシーさんと3人だけになってしまった。私はこのままでは終われない口惜しさでキャスティングを続けていたが、次第に感覚が戻ってきたようだった。
隣の方とラインが絡まってしまった時に、私はラインを緩めてその方の作業を見守っていたが、私のウキがピクピクとアタリを伝え始め、そのうち大きくウキが沈みこんでいた。この時にアワセを入れると間違いなく乗ってくれるのだろうが、何もできずにじっとしている他なかった。やがて沈み込んでいたウキもおとなしくなり、からみも取れたのだった。
16時34分、秋の夕暮れは早いのでウキが見えなくなったら止めようと思っているところにヒット!3時間ぶりにネットイン
したのは銀Cのオスだったがリリースした。16時51分には完全なブナAがネットに入り、リリース後には妙な体液がネッ
トに残っていたし臭かったので何度も水洗いした。
キッシーさんにきれいな銀ピカがヒットし、二人で「オーすごい銀ピカだー!」などと喜んでいたがバラシ・・・。このバラシ
はキッシーさんにとって強烈なダメージを与えるものだったようで、落ち込んでいたがキャスティングは続けていた。
ウキが見えにくくなってきた頃、今までにないアタリを感じ始めてていたが、私の仕掛けにキュウリが釣れてきた。変な
アタリの正体はキュウリウオだったのである。
     

ウキが見えなくなったのでキッシーさんが納竿、私もラスト1投とキャスティングするとアタリがあった。ウキが見えなかっ
たので感覚を頼りにアワセを入れると見事に乗った!暗くてどんな魚体か見えなかったが、タモ入れ前にバラシ・・この
日の釣りは終わった・・・・・キッシーさんも11本釣ってはいたものの、何となく納得できない一日だったと話していたほ
ど、私たちにとっては散々な一日であった。
駐車場でキッシーさんと別れ、自転車を片付けていると順一君が現れた。8月以来久しぶりだったが、時間も遅かった
ので長く話しはできなかった。それからすぐに網走を出発し、常呂で夕食を食べてからサロマのコンビニに寄ったところ
で、コマさんから電話があった。知床以来の優しい声が聞けて懐かしい気がしたが、明日の釣り場を決めかねていたよ
うだったので、帽子岩のこの日の様子を伝えた。翌日、コマさんに電話すると、8時の時点で7本釣れていたようだっ
た。その後清さんからもコマさんのことで電話があり、長電話を楽しんでしまった。結局、自宅に着いたのは21時過ぎで
あった。





   ■ 網走(帽子岩)

10月15日 例年であれば日に1〜2本、多くても5本程度なのが帽子岩の釣果である。この日、知り合いのなかで誰か
帽子岩へ行っている人はいないか電話してみると、松さんが行ってきたそうで9時までに9本釣ったと話していた。まだ
釣果は多そうだったが、ブナが多くなってきているという話・・。
18時45分出発、現地には洋子さんと八代さんがすでに到着していた。雨は降りそうになかったものの、風と波がありそ
うな予報だった。21時30分に帽子岩駐車場に着くと、先週よりは車の数も少ないなか,、レガオさんのお出迎えがあっ
た。風は強めだったが波はほとんどない状態に少し安心し、3人で軽い酒宴に作ったばかりのDVDなどを観て楽しみ、
23時半頃に床に着いた。レガオさんは疲れのせいか車内の明かりを点けたまま、意識を喪失しているようだった。外か
ら丸見えだって!


10月16日 寝た気があまりしない寝起きだったが、とにかく早起きしてレガオさんを起こすも、そのままにしておくと再び
寝てしまいそうだったので、動きだすまで監視しながら、なんとか起こすことができた。先週に比べると少なかったもの
の、カーブ付近まではすでに釣り人も沢山来ていた。早くもキャスティングしている人がいたが、バシャバシャ音がして
いたので釣れている様子だった。
随分と帽子岩近くまで来てしまったが釣り場所は確保、夜明けまでは時間がたっぷりあった。駐車場に比べて更に強い向かい風が吹いていたが、耐えられないほど寒くはなかったし気温は10℃である。
4時を過ぎてから近くを歩いてみると師匠夫婦を発見したので、しばらくお話をしながら過ごした。その後、洋子さんと八代さんが隣で準備を始めた頃に妻が着いたが、まだ暗かった。空模様が怪しげだったので明るくなるのも遅かった。
5時半を過ぎてからゆっくり準備を始めてテトラポットに立ったが、依然としてウキはよく見えない状態のなかでのキャスティ
ングだった。
レガオさんに1本目がヒットして、1本目だけは私がタモ入れした。
そしてすぐあとの5時38分、1投目にヒットするもほとんど手ごたえがなくするすると寄ってきて、目の前のテトラポットが建ち並ぶビル街のような難所であったが、最後にひと暴れだけしてから自分で出したタモにヌルッと入った。
銀Cのオスをリリースして、あっけないスタートとなったが、後方の空には日の出が見えて、丸い太陽が半分顔を出していたのをレガオさんと二人で写真に収めた。
5時50分、2投目にヒット!少し暴れたものの難なくネットイン。
ブナBのメスGet。この日もサケは濃いようだった。6時02分妻にヒット、これもブナBのメスで新しいロッドの魂がブナサケによって入った。が、この日の妻はバラシが多かった。
頻繁にあるアタリに反応するのだが、しっかり乗
せられずにいたのだ。キッシーさんのルールではすべて「バラシ」となってしまうだろう。私も後半は集中力がなくなって
しまい、早アワセや遅すぎるアワセに乗らなかったことが随分多かったし、乗ってからもバレるケースが随分あっ
た・・・。
6時07分、妻のとなりで初サケGetを狙っていた八代さんにヒット!この日2度目のヒットだったと思うが、やっとタモに入
った。2度目の釣行で初サケを手にすることができたのだ。やや黒味がかったブナサケではあったが、記念写真を妻
が撮って、初サケだからとキープしていた。レガオさんに「随分と喜んでいるみたいで泣いているような声だね・・・」と言
うと「本当に泣いているんだよ!」レガオさんが言った。
ここ最近はあまりに釣れすぎていたし、釣れるということに何の感動もなかった私は、八代さんに気付かされた思いだった。泣くほどうれしいサケ釣りを忘れていたのだった・・・・・サケを一本釣ることの重
みである。
帰る途中に電話をくれたキッシーさんにも懇々とこの一件を話したが、大事なことを忘れていた自分に気付かせてくれた八代さんに私は感謝せずにはいられなかった。
もちろん後からじっくり思ったことで、この時は自分が釣ることに夢中になっていた。
八代さんが初サケをGetした同じ時間に、好調のレガオさんがブナBを釣ってリリースしていたのを妻が写した写真から
知った。
一緒に来ていた洋子さんはベテランのようにガンガンヒットしていて、バラシも釣った本数くらいに多かったが、釣れてい
た。洋子さんの隣の人は親切な方で、何本も二人のヒットしたサケを掬ってくれていたようだった。
6時18分ヒット、銀B判定の大きめなオスということでキープした。
6時30分にはこの日わずか5投で4ヒットという魚影の濃さを味わい、銀Cプラスのオスをリリースした。
6時37分にはまたヒット、ブナAのオスがタモに入った。
6時41分ヒット、ブナBオス。6時54分、軽いファイトを見せてタモに入ったのは銀Cのオスだった。   
空が次第に黒雲に覆われてきて、とうとう雨が振りはじめてしまった。今シーズンはどうも雨によく会うようである。
7時丁度、バラシを繰り返していた妻が漸(ようや)く2本目をGet!しかし、銀Cマイナス判定だった。最近は、妻がリリース対象サケを釣った場合、その場で私が写真だけ撮って、リリースは妻が自分です
るようになっていた。
7時04分ヒット、ブナBのオスであったが、お腹に大きな深い傷がった。アザラシにでも襲われたのだろうか?
7時14分妻にヒット、銀Cのメスだったがリリース。7時32分ヒット、銀Cプラスのオスは丸々太った状態の良いものだった
のでキープする。
7時46分ヒット、銀Cマイナスのメスだった。7時58分妻にヒット、ブナBのオスだった。8時14分妻にヒット、またまたブナBのオスだった。この日妻は、先週できなかった自分で「タモ入れ」を成功させていたが、目の前のテトラポット群に邪魔されて苦労した初挑戦となった。
右となりの人がウキ釣りを始めたのでレガオさんが「ウキ釣りしたいねー」そんな話が出ていた。私もチャンスがあれば試してみたいと仕掛けは用意していたものの、カラフトマスに使う小さなウキだったので一人では試す気になれなかったが、レガオさんと一緒ならばということで試すことにした。レガオさんも駐車場まで自分の仕掛けを取り
に行った。
フンベのような近いポイントであれば問題はないのだが、ここでは距離もあるし強風に妨害されていた。そして、ウキル
アーと違ってよそ見をしているとアタリを逃してしまいかねない。
それでも、投入してすぐにウキに反応があり、すぐに沈み込んだ。これは簡単な釣りだとばかりアワセを入れるも、ライ
ンの糸ふけが多すぎてタイミングを逸してしまう。
戻ってきたレガオさんは何度かチャレンジしているので、すぐに1本釣ってしまった。ウキ釣りはなかなか効率的なサケ釣りで、ヒットゾーンが判っているような所には最適と思われた。
少ししてから突然現れたのはメガ弟さんで、帽子岩で会うのは久しぶりだった。しかも、一緒に帽子岩で釣りをするのは1年ぶりだったのだ。帽子岩の混雑を避けてローカルポイントのみでトレーニング中の彼だったが、彼の腕を知っている我々には信じられない今シーズンの実績であったが、サケ釣りは初挑戦であり独自の研究を進めているらしかった。
私のウキに反応があり、今度はしっかりアワセを入れた。
1本針ということとウキルアーと違って軽い気がする仕掛けに何
となく不安のようなものを感じつつも目の前まで寄せてきたが、直前でバラシ。なかなかうまくいかなかった。
8時42分に妻にヒットしたのは、遠めにもきれいな魚体が見えた銀ピカであった。タモに入り暴れるサケからは舞い落ち
る銀鱗が雪のようであり、銀Aマイナス判定となったメスだった。先週に引き続き妻が超銀ピカサケをGetしてしまった。
しかし、筋子は小さくハラスは厚かったものの、味は普通であった。
8時45分ウキに変な反応があり沈み込んだので、今度はしっかりと巻きながらアワセを入れることができた。ブナAではあったがメスがタモに入った、もちろんリリース。それでもうれしい1本となった。その後再ヒットするものの、根ずれしていたのか目前で仕掛けごと切れてしまい、予備のウキセットを使ってはみたものの、タナも合わずオモリも軽すぎたのでウキ釣りは中止した。
朝方は寒さを感じられず着込んでいたせいで大汗をかいていたのが、風と気温の低下によって寒くなってきたので、駐車場に戻り着替えをして休んでいた。駐車場には充分に釣った人たちが戻ってきており、早くも帰り支度をしている様子であった。
釣り場へ戻る途中にも釣ったサケを山のように置いてあったが、真
っ黒なブナザケもすべてキープしているようで、運ぶのが大変だろうとも思った。注意して自転車を走らせてはいたもの
の、道の真ん中にロッドの先があることに気付いたのは竿先を踏んでしまってからだった。釣れた後は自分のロッドの
置く位置にも注意が必要であろう。
11時35分妻にヒット、銀Cのオスをリリースしたのがこの日の最後の1本となった。師匠は20本以上釣っていたものの、初心者の知り合いの世話で自分の釣りがなかなかできなかったと言い、奥さんはあまりに釣れすぎてやる気をなくしていたと話していたが、予定があるために納竿し、レガオさんとメガ弟さんも仕事の為に納竿。レガオさんは16本釣っていたので、目標の200本も目の前である。二人の帰りがけには今回絶好調の洋子さんが2度もヒットしてバラしていた。しかし、二人が帰った直後に再ヒット!見事釣り上げていた。この日は8本釣ったと話していたし、八代さんも4本釣ったそうだ。

ウロコが飛び散る
朝から止むことがない正面からの強風は波を呼び起こしはじめ、テトラポットの高い場所までも飛沫が飛び始めてい
た。洋子さんと八代さんの位置は低めだったので、続行は不可能と判断して納竿。そしてすぐに私が立っていたところ
にも顔まで海水を浴びるほど飛沫が高くなったので、危険を避けて納竿することにした。
片付けに手間取って出発した時には、ほとんどの釣り人が帰ってしまっていたのだった。
駐車場はさほど強風ではなかったが、居残っている車は15台程度になっていて、新たにやってきた釣り人もその様子を察して引き返していた。
妻が眠りたいというので、第四埠頭ででも休もうと思い行ってみたが「閉鎖中」だった。
次いで第五埠頭へ向かうも超過密状態だったし、知り合いの車も見つけることはできなかった。8月に初サケを釣り上げた場所が空いていたので、そこで車を止めて休むことにした。
近くの釣り人に話を聞くが、今朝からほとんど釣れていないそ
うで、チカ釣りをしている人もみられた。眠くなかったので少しの時間残りエサを使ってキャスティングしてみたが何の反
応もなく、ただの時間つぶしとなっていた。ただ、チカ竿を風に飛ばされ落とした人がいたので、タモを使って救出できた
時は気付いたのが私だけだったので、私がそこにいた意味はあったのかもしれなかった。
気温も下がってきたし、もう止めようかと思ったときだった。隣のおばさんにヒットしていて、時間はかかったが真っ黒な
サケがタモに入った。しかし、私は納竿して網走を出発した。
途中の遠軽で夕食を食べた時は気温が4℃まで下がっていて、暖房なしではいられないほどだった。自宅には19時過
ぎに到着。

10月のオホーツク Vol.3 へ 



戻る
戻る