8月の釣り Ver. 3


   ■ 道東のアキアジに感激!

8月17日 イノケンさんの情報によるとアキアジはまだ釣れているとのことで、15日のカラフト釣行に惨敗した鬱憤(うっ
ぷん)を晴らすべく準備に取り掛かった。
イノケンさんから詳しい現地の情報を聞いていたのでさほど心配していなかったが、イノケンさんも夜には到着参戦する
ことと、この日の午後からはモリさんも現地入りしていると聞いて心強く思った。
釣り場までは遠いと聞いていたので、現場に泊るための小さなテントを購入するために音更のアウトドアショップを数件
覘き、格安のテントを購入するという気合の入れようは自分でもすっかりのめりこんでしまっているなあと感じる。  
昼食は何度か食べたことのある「山賊うどん」に行き「セットメニューの「冷たいそばとカレー」「温かいかけうどんといくら丼」のセットを注文する。
平日のせいか数組の客しかおらず閑散としていたが、食べたうどんは腰が強くてとても美味しかった。いくら丼もミニセットとは思えない量だし、カレーもチキンだが柔らかくで美味しかった。
ただ、ダシの味が私好みではなかったのが少しだけマイナス点で、総合的には美味しいと感じた。
道に迷うことはないだろうがナビの
案内にしたがって道東らしい何もない殺風景な道を進むと、釣り場まであとわずかというところに小さな町があったので
ここで食料の調達をした。
そして太平洋に出て漁港にあるきれいなトイレに寄ってから駐車場を探すと、すぐに見つかったのは遠い方の駐車場
だったことが後から気付いた。
釣れていると聞いていたが、車は6台しかなく不思議に思いながらも荷物をキャリーに積み込み出発。
海へ続く防波堤をしばらく進むと段差が大きくて進めず、キャリーの荷物を一旦降ろして持ち上げてから再度積み込みをして進んだ。
海岸の近くに来ると砂浜に停められている10台ほどの車を見て、ここがイノケンさんから聞いたわかり難いが一番近い駐車場だと気付いたがすでに遅かった。
防波堤の道は地震の被害だろうかあちこちで傾きひび割れもあり、所々注意しながらキャリーを引いて進むうちに前方から自転車を押してやってくるモリさんの姿があった。

釣り場は遥か遠く
約1年ぶりの再会に喜んだが、モリさんの自転車は壊れてしまって使い物にならなくなったという。

釣れているというのに釣人は少ない
釣り場に着いてみると、想像していたよりも広くて釣人も少ないのが意外だった。
テントの設営などは後回しにして、キャストを開始したときには16時を過ぎていた。
時々アキアジと思われる跳ねもみられたので、やる気は充分で10ヶ月ぶりのウキルアーを楽しんでいたところに、イノケンさんが到着した。
この釣り場には何年も通っているというイノケンさんは、早速準備が済むとたちまち釣れている先端部のウキルアー軍団に仲間入りをして釣り始めてしまった。
しかし、残念ながらサケを手にして戻ることはできず私達の場所に帰ってきたころ、右20mほど隣の人にヒットしたのでまだ行けると続けていた。
18時を過ぎてから、ここで通常のタナの2倍に深く変えた数投目、半分ほどリーリングしてきた頃に微かなアタリを感じ
る・・・そのまま同じ速度でリーリングしていると再びアタリがあり、頃合を見てアワセを入れた。
合わせた瞬間に白いお腹がクネクネと見えて、その魚体の大きさからしてもアキアジだと確信すると妙に興奮してきた。
リールを巻くとさらにその重量感が全く違い、いきなりドラグを鳴らされる・・・渾身の力でロッドを支えながらも今シーズン初のアキアジの引きに酔いしれていた。
イノケンさんが駆けつけてくれてタモ入れをしてくれて、今シーズンの初アキアジを釣り上げることができた時には「ヤッター!」と、うれしさのあまり叫んでしまった。
さきほどイノケンさんが心を込めて製作したというサケバットをいただいていたが、こんなに早く使うとは予想もしていなかった。
メスのアキアジは75cmだったが、幅広だったので重量はありそうだった。
私はクーラーボックスを車内に置いてきていたので、イノケンさんのクーラーボックスに入れさせていただくことになった
のは、まさか釣れるとは思っていなかったからだった。
その後も続けようとしたが、テントの準備などもしなければならなかったので納竿とする。

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8月18日 イノケンさんが予想したとおりに、1時頃から釣り場へやってくる人たちの足音や荷物を運ぶ台車の音に何度
も目覚めてしまい、寝たような寝られなかったような中途半端な状態だったので、2時半には起きてしまった。
外へ出るとイノケンさんもモリさんも垂らし竿の準備中で、私は右隣の人に挨拶をして色々と話を伺った。
車止めのない岸壁での竿立ては釣人の創意工夫が見られ、イノケンさんたちは木製の手作り、右隣の方は18リットルく
らいのバケツに穴を開けて水を入れて竿立てにしている。
周囲を見ると、誰のものともわからない砂袋がたくさん並んでいて、これも垂らし釣りの竿立用の重しだろう。
3時半には釣り上げると宣言したモリさんだったが、3時半はまだ真っ暗でアウト!
薄明るくなってほとんどの人が釣り始めたが誰のロッドも曲がらず、4時半に釣り上げると宣言したイノケンさんもアウトー!
この日は厚い雲が立ち込めていてなかなか明るくならず、ウキルアーをキャスト可能な時間は随分と遅かった。

イノケンさん撮影
5時半頃だったろうか、ようやくポツポツと釣れ始めてきたのだが、私達の両隣が多かった。
両隣といっても垂らし竿に囲まれているので随分と遠いが・・。
特に私の右にあった垂らし竿7本の右側のグループの前に魚が湧いていて、次々に美しい魚体が上がっているのをうらやましく見ていた。
しばらくすると一部の群が右となりの垂らし竿の沖側にいることがわかっ
たので、邪魔にならない程度に禁断の斜め投げ!
と、狙いは的中してアタリが伝わってくる・・・迷わず大アワセを一発くれてやる。ヒット!6時丁度だった。夕方に釣った
魚とは比べものにならないほど重くてドラグはどんどん鳴らされ右に左にと走り回るので、これぞ初期群のアキアジだと
喜びながらも、いつになったら弱ってくれるのかと思ってしまうほどだった。
左隣にいたモリさんがタモを構えてくれていたのでお任せすることにして、頃合を見計らって引き寄せてネットイン・・・と
安心したのもつかの間、ネットにフックが引っ掛かってバラシ・・・・・残念な1本となった。

        
             モリさんのファイト                       イノケンさんのファイト
この朝はイノケンさんとモリさんも今季初というウキルアーでの釣果を上げていたので、前日に釣っていたとはいえ少々
焦ってしまうが相変わらず右隣では頻繁に釣れている。
この後、港内に地元釣り師が恐れてやまないアザラシが現れたので、誰かがヒットするとそこからは「アザラシだー!」
の声が聞こえてきて、時々アザラシにアキアジを奪われてしまう姿が見られるようになってきた。
私としてもここでヒットした場合、アザラシが襲ってきて貴重なこの日の初物が奪われてしまうのではと恐れながらも、釣
りたい釣りたい・・・そんな願いを込めていたときだった。
私にヒット!今回はイノケンさんが駆けつけタモを準備をしてくれていたが、力のあるオスだったために寄せに時間を要
し、岸際に寄せて後一歩となったところにアザラシが現れた。
       
             これがコロちゃん                       危機一髪のアキアジ
一旦は弱ってしまったように見えたアキアジもアザラシに驚いたのか、見たことのないような素早い泳ぎを見せるが、一
瞬遅くて腹部を噛まれそうになりながらも、イノケンさんの電光石火のタモ入れで何とか無事だった。
念願のオスアキアジは、腹部に噛まれかけた時のウロコがすっかり剥がれていた姿は痛々しいが、幸いかすり傷一つ
なくホッとする。7時半過ぎのことだった。
アキアジに印を付けてからイノケンさんのクーラーボックスに保存していただき、再びキャストを始める。

モリさんのアキアジはデカオス
このアザラシは、テレビや新聞などで有名なこの漁港に住みついているというゼニガタアザラシのコロちゃんである。
しかし、しばらくするとアザラシも満足したのか姿を現さなくなってしまった。
モリさんのアキアジ処理は豪快で、バットの代わりに素手で数発ダメージを与えたかと思ったら、次は指先だけでエラを取ってしまう荒業だったので見ている私は少し心配でもあり、また、血だらけになったアキアジが今確かにここで抹殺されたことを物語っていた。
一旦姿を消したアザラシだったが、モリさんが「ねえねえ、アザラシの模様って、どうもアザらしい・・・・・」などと繰り返しギャグを連発し
ていたところ、イノケンさんの垂らし竿のヒット時に再び現れてしまい、この日2本もアキアジを奪われてしまったイノケン
さんは実に気の毒だったが、モリさんのギャグのせいではない。
しかし、ウキルアーが好調のイノケンさんは、快調に釣果を伸ばしているようだった。
私のアザラシ襲撃事件から1時間後の8時半過ぎだった。
タナを浅く変えていたデッドスローのリーリング中にウグイとは違うノックがあった。
さほど遠くではない海上にあったウキが消えていて、アキアジがクネクネしていた魚体を見た後か見る前かは忘れたがアワセをしっかり入れてヒット!
タモ入れをしてくれたのがイノケンさんかモリさんだったかも記憶から消えてしまっていたが、あっさりとタモに入ってしまったことだけは憶えている。
沖の船釣りで釣れるような、暴れるたびにウロコがキラキラと飛び散る上物のオスである。
次第に曇り空から青空が見えてくると、ルアーが届かないほ
どの前方に跳ねていたアキアジがすぐ近くでも姿を見せるようになる。
しかし、アキアジは簡単には食いついてくれず、時々気のないアタリがあるだけだった。
全体的にも、朝と比べると魚が見える割には釣れていなかった。
ルアーをテストしてみたかったので様々なルアーをキャストして、あわよくばと思っていたが反応なし・・・。
次はミノーを試す。ショアラインシャイナーやそのアキアジバージョンだが、リーリング速度によって全く動きが変わってしまうので色々な動きをさせたりさせなかったり、結局周囲で再び釣れ始めたのでパイロットルアーに戻してしまった。
そして9時半過ぎだった・・・少し遠目でアタリがあり、アキアジを確信したところで合わせる・・・ヒット!
この時はモリさんがタモを構えてくれていて、何度かドラグを鳴らし走り回ってからネットイン!
今度はメスで、これまた超銀ピカの上物だった。
ここで満足してしまった私は、釣り場全体の様子を見る旅に出ることにした。
最先端部までは意外と遠く、私達の釣り場から50人も入釣していただろうか、その近くに網走で一度だけお会いしたこ
とのあるしろくまさんがブッコミ釣りを楽しんでいた。
しろくまさんはすでに3本の釣果があったが、ヒットしてファイトしている時にもう一本にもヒットしたアキアジが投げ竿を海上に引き落とし、あっという間に海中に引いて行ってしまったそうである。
ブッコミで前回は4本、今回も3本の釣果に恵まれたしろくまさんは、それでも満足そうにアキアジ釣りを楽しんでいた。
釣り場から戻った頃、私の体調が急変してしまったので一旦道具を運びながら駐車場に戻り、漁港内にあるきれいなトイレに駆け込んだ。
体調が戻ったところにモリさんが現れたので一緒に釣り場へ戻り、そのまま一度もロッドを振ることなく片付けを始めているときに、モリさ

最先端
んにヒット!
近くにいた私がタモ入れをして、モリさんこの日3本目もウキルアーでGetしてとてもうれしそうだった。
もちろん、一本釣るたびに愛妻に電話していたので、この時も電話をしていたことは言うまでもないだろう。  

外海もこの日は暇そう・・
そしてお二人に別れを告げて出発。背負った4本のアキアジが次第に肩に食い込んでくるので、時々休憩をしながらも何とか歩いていると、何度も地元らしき人たちが気軽に声をかけてくれ「何本釣ったの?」「奥はどの辺が釣れてるの・・・場所はあるかい?」「ここも朝は釣れてたらしいけどね・・・」「ご苦労さん」とか、気さくで温かみのある声が多かった。
私はこれまでこれほどたくさん声をかけられたことはなかったので、この釣り場の親しみやすい雰囲気がすっかり気に入ってしまった。
そしてようやく駐車場にたどり着いた時には、肩が攣りそうになって体力的に限界がきていた。
汗だくになっていたが、海から吹きつける風が冷たくて気持ち良かったのでしばらくそこで涼んでから出発する。
帰り道を間違えてしまったために海岸線の道に出ると、道東名物のブッコミ竿の林立する風景を見ることができて、そ
の中にはそば屋まで立っていてそば屋の幟(のぼり)がいくつも近辺に立てられていた。
帯広市内で遅い昼食を食べてから、士幌の道の駅で1時間ほど仮眠をしようと横になったのだが、目が覚めた時には
すでに真っ暗な雨降りになっていて19時を過ぎていた・・・。

イノケンさん、モリさん、今回の釣果はお二人のお陰です、ありがとうございました。





   ■ 太平洋のアキアジ再び

8月25日 23日にサケ網が入るとは聞いていたが、依然好調との情報に道東への釣行を考えたのは帰ってきてすぐだ
った。
網走方面でもアキアジが釣れ始めているらしいが、日に全体で2〜3本というからまだまだ時期尚早と判断しての道東
行きである。
元来おせっかいな私は、よせばいいのにキッシーさんをこの道東行きに誘ってしまい、何とか説得して現地待ち合わせ
を決めてしまった。人が喜んでいる姿を見ていると自分までも楽しくなってしまう私だった・・・。

この日は全道的に晴れの予報で、出発時には何処を探しても雲が全くないほどの快晴に気分良く出発、しようとしたと
ころにモリさんからのメールで「74♂Get!」を見てしまったものだから、出発時からアキアジモードに入ってしまう。
土曜日のせいか先週よりも道は混雑していたが難なく音更に到着して、食材の買い物を済ませてからその店内にある
ファーストフードで昼食をとった。
店を出る時にはすでに30℃を超えていて、目が眩むような暑さのなか車内に避難しての出発となったとは言い過ぎかも
しれないが、それほどに残暑は暑く感じる。
海が近づくとその先には雲が広がっていて、今まで快晴の青空だったことが嘘のように雲の中に突入して漁港に到着すると、気温はなんと20℃まで下がっていた。
駐車場には20台以上の車が停められていて、以前停めた少し遠くなる駐車場にもたくさんの車が停まっていたので、今回は釣り場も混雑していることが予想される。
早速荷物を積み込んだ台車を押して防波堤を進むと、前方からみたことのあるシルエットにモリさんだとわかった。
家族に呼ばれてやむなく納竿したと言う彼は残念そうに去って行ったが、私達も残念だった。
モリさんによると、釣り場にはすでに何故かイノケンさんがやってきて
釣り始めていると聞き、彼を探しながら長い防波堤を歩いていても、時々話しかけてくる地元らしき釣人が先週と変わら
ず温かく感じる。
イノケンさんはウキルアーが良いとされている場所にちょうど空きができたので、私達の場所も確保してくれていたので釣り場の心配は要らなくなった。ただ、この漁港は広いので場所さえ気にしなければいつ来ても釣り場はある。
荷物はそのままにさっそくウキルアーのキャストを始めてみたのだが、アキアジの反応もなく姿も全く見られずにいたところにイルカの姿が見え出した。
イルカがいたのではアキアジはいなくなってしまうと諦めかけたところに、自転車にキャリーを引いたキッシーさん登場。
相変わらず釣り場まで遠いことなど愚痴りながらもキャストを開始して、さらに魚がいないことを愚痴る・・・ので、暗い気分になっていたところが、全くいないと思いこんでいたときにKさんが大きくアワセを入れた・・・しかしフッキングせず・・・・・残念。
ここから全員が集中してリーリングしていたところ、17時過ぎにはイノケンさんが地元の意地をみせてヒット!
私が写真と動画撮影をしている間にキッシーさんがタモ入れをして、メスの超銀ピカアキアジをGetした。
これでさらにアキアジが釣れそうな気配がしてきて、アキアジが通りそうなポイントを探るようにリーリングしていたときに、ウキアジが左端にいたイノケンさんのさらに左を外海に向かって2匹も泳いでいたので、キッシーさんがそれをめがけてキャストしていたときだった。
時間は17時半過ぎで、私の岸際までリーリングしていたウキが手ごたえも微かにすうっと海中に沈みこんだので、反射的にアワセを入れたところしっかりとした手ごたえにフッキングを確信して巻き始める。
さほど抵抗もなく、ドラグは僅かに出された程度でイノケンさんが素早くタモの準備をしてくれたので、いつものように少々強引にネットに寄せてGet!
念願のオスは75cmと大きくはなかったものの、やはり銀ピカだった。
夕方から雲が消えて太陽が顔を出していたが、この時はすでに影が長くなるほど私達の正面に傾いていた。
網走では朝にこのような状態になるので、実に不思議な気分だった。
18時少し前にはキッシーさんも超銀ピカアキアジを釣り上げて、夕マズメにしては予想外の釣果に満足して納竿となる。

 

夕食は、その場でミニテーブルを広げて小さな蛍光ランタンの灯りの下で乾杯し、次第にでてきた霧の中での飲み会に
なる。
この日は他にもテントを張って泊り込んでいる人たちもいたので、少しだけ賑やかな夜になった気がした。
翌朝は早くはなかったが睡魔に襲われてしまい、先週よりは随分と早くテントに入った。


8月26日 3時半起床。しかしまだ暗く、それでもやることは色々とあるもので、この場所はブッコミでも釣れる可能性があると聞いていたので準備を始めた。
明るくなってきたのでウキルアーを始めてみたところ、潮の流れが速かったのでブッコミはしばらく様子を見てからとする。
夕方に時々見えていたアキアジの姿は見る影もなく、釣れる気がしないままに休んでは時々キャストという少々ダレた状態が続き、それでも私達の近くの垂らし竿には時々ヒットしている姿が見えた。
これまで網走方面で釣りをしている際に朝日は何度も見ていたが、朝日が後方から昇るのは不思議な体験だったので、しばらくの間は外海の巨大なテトラポット越しに刻々と変わる朝日を眺めていた。
それからしばらくして、右となりのウキルアーの人にヒット!
そして5時半過ぎにはイノケンさんのロッドが曲がっていた。
超銀ピカのきれいなメスを釣ったが62cmという小さなアキアジで、それでもこの日はほとんど釣れていない状態だったので貴重な一本となる。
新調したロッドは夕マズメに魂入れを済ませていたので、早くも2本目を釣ってしまったイノケンさんは、相変わらず絶好調である。
港内をシーカヤックがあてどなく漂うようにあちらこちらに移動を繰り返していたが、近くに来たときにそのカヤックに備え付けられていたロッドの先にはウキが見えていたので、おそらくアキアジ狙いのトローリングだったと思われる。これはなかなか面白い!
ここで面白いのはそれくらいのことで、次第に昇った朝日が強い日差しへと変わってしまい、それに加えて睡魔にも襲われてしまったのでテントの中で昼寝ならぬ朝寝をしてしまう。
イノケンさんの釣り場調査によると、この日はウキルアーでは2本、ブッコミで数本、垂らし竿が一番釣れていたらしく、
それでも全部の釣果でも20本程度だったという。
11時過ぎには昼食の準備をして、食事が終るころにはイノケンさんが納竿。
その後を追うように、私達もさっさと片付けを始めてしまうことになる。
長くて荷物運びが大変だった駐車場までは、台車の扱いに慣れてしまったせいか苦にならず、道中は相変わらず話し
かけてくる釣人たちとおしゃべりをしながら楽しく駐車場近くまで来ると、先に自転車で戻っていたキッシーさんが出迎え
てくれた。   
27日からは本格的に漁港の改修工事が始まるので、おそらくこれが最後の太平洋釣行となるはずだった・・・・・。

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